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祖母の記憶と音楽の重なり

先日、時間の過ごし方をしっかり考えるということ、発言しました。


まずは問題は音楽なんですが、だいぶ聴いてる時間が減って、いい頃合いくらいになってきました。前よりも静かに落ち着いた音楽に切り替えたり、何も聴いてなかったりで、過ごす時間の質が変わってきました。


内向きになってきたのは確かで、これできっと大丈夫です。

今ちょうどいいのは、ポルトガルの民族歌謡ファド、

Madredeus マドレデウス
「O pastor  海と旋律」

この曲を懐かしく聴いています。学生の時に、コンサートチケットをとってあったけれど、祖母が急に倒れ、亡くなり、告別式と重なってしまいました。だから行けなかったので、余計に記憶に残っています。哀愁ある美しい女性ボーカルです。




祖母は書道をやっていて、祖母の家には至るところに、書が掛けてあったので、字をよく憶えています。くっくっと、瞬間瞬間止めて走って止めて走ってのような、角がありました。


母から聞いた話だと、祖母はタバコを吸っていたので、しかも爪がヤニで黄色くなっていたそうです。母は子供心にそれが恥ずかしくて、おば(母の妹)とタバコやめて、と泣いて訴えたそうです。それでやめたそうです。


ろくに遊んでくれなかったそうですが、かといって、東京にゴッホ展を観に子供たちを連れて行ったらしく、母はよく憶えています。


私たち孫が遊びに行ったときは、よく来たね、といつも笑顔で抱き寄せてくれました。
いつも独特な大柄な花がらのワンピースを着ていたのが印象的で、いつでもおばの手作りでした。こだわりが強く、いつも同じ型でした。


それでは、またお会いできますように。
ありがとうございました。

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