ナオコライフ56 本と過ごす時間

めずらしく目覚めの感覚が悪くてぼんやりしてるから、朝ごはん食べて、庭の水やりをしてから、さっきまで寝ていた。1時間ちょっとは寝ただろうか、ずいぶんすっきりしている。コーヒー淹れて、ゆずジャムをおやつに。


母は友だちとウォーキングに出かけている。居間で寝て相変わらず居間に座っている。読みかけ、再読の本ばかり5冊積んでいる。図書館の本も混じっているけれど、何かとても愛しさを感じる本たち。


静かなこの時間と空間に、本があってゆっくりできる幸せをかみしめる。いつもは、台所の左端に積んでいる。


わたしの心がとても安らかで落ち着いていて、幸せに満ちているから、こんなふうに本のある空間に濃い空気を感じとったりするのだろうか。


本を読むのも大事だけど、そばに置いてあってなかなか開かなくても、ぼんやりと本と共に過ごすのもよい。背表紙を眺める幸せ。

土井善晴•中島岳志『ええかげん論』
荒井裕樹『生きていく絵』
村上春樹『職業としての小説家』
益田ミリ『前進する日もしない日も』
ベア•ジョンソン『ゼロ•ウェイスト•ホーム』

読みかけ、再読。いつも同時進行で読む。



母が帰ってきて、静かな濃密な時間は終わりとなった。母が4500歩歩いた、といっている。よかったね。と、答える。


さっきまでの時間が恋しい。幸せな本との時間。

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