芽吹くころ

暖かい午後、写真を撮ろうと外へ出ました。

いつもまず、庭を見渡し、小さな葉っぱを見ています。三月です。芽吹くものがあります。

大好きな小菊の葉っぱがところどころに出ています。スズランの芽も、ほんとに小さくつんつんしてます。シランの芽もたっくさん。

この季節の勢いはすごいものがあります。木の芽時ですね。人間は自然のパワーに負けてしまうほどです。以前通っていたクリニックでは、この季節は待合室の椅子やソファーで倒れている人が多かったです。いつもより。自然は強いです。

すでに小花が咲いていて、雪柳です。光があたっていてきれいで、向いのおばちゃんと話しながら見てました。おじちゃんはがんばって歩いてます。いつも、うちの庭先のコンクリートがちょうどよく椅子代わりに腰掛けてくれます。

おばちゃんは、時々夕飯後にうちの母と話しに遊びに来てくれます。お客様来てくれてありがたいです。おばちゃんはもう80歳を過ぎているけれど、元気よくて私と同じくらいの距離を自転車で走ります。30分以上ですよ。信じられない。御本人はとても若々しいです。さっぱりしてます。

隣りの空き地の新築の家が、みるみるうちに立派になっていきます。我が家は飛ばされそうです。

さすがに工事してるし、職人さんの声が聞こえるから、最近はいつも台所で過ごしてます。ここで過ごすいいところは、すぐにお茶の準備ができたり、白湯沸かしたり、そんないつものことがさっとできるとこです。台所大好きなんです。

母は最近弱っていて、ずっと居間で寝てたので、静かでした。テレビはつけてるみたいでしたけど。動かないといられないたちなので、弱るとかなりへこんでますが、私は少しじっとしてていいから、と思ってます。そうでもしないと体を休めることをしないからです。一番は気持ちが疲れているんですけど。

こういうときは、料理時。豚肉とインゲンと春雨の生姜煮を作りました。あとは残りのふろふき大根があったので、味噌だれを作りました。音楽聴きながら気分良く。

最近、前より母と会話が増えた気がします。だいぶお互いにゆるんだかなと思います。

紫蘭シランの芽と芋カタバミの葉っぱ

それでは、またお会いできますように。
ありがとうございました。