ツイッターを戦略的に運用してみた【5週目】 ~ターゲットが何を求めているか考える~
普段の業務でグロース領域に携わっているエンジニアがツイッターを戦略的に運用してみたらちゃんと成果が出るのか!?ということで、実際の数値を分析しつつ発信していきたいと思います。
このマガジンは、だいたい土曜日に更新予定です。
以下の記事の実践編(5週目)です。
以前の記事をお読みになってない方は、そちらを先に読むと、より楽しく読めると思います。以下は、1週目の記事です。
1. 先週の振り返り
先週は、フォロワー増加数が伸び悩んだことで、フォロワー増加数の少ない日のデータから分析を行ない、増えなかった原因の解明と仮説立てを行ないました。
先週分析した結果より判明したフォロワー増加数減少の仮説は以下の通りでした。
・「いいね」の数が足りていない
この仮説を得るための行った分析は以下の通りです。
・日別のフォロワー増加数の分析
・フォロワー獲得数と解除数の相関関係調査
・日別のインプレッション数の相関関係調査
・ユーザープロフィールクリック数の相関関係調査
・ツイート数の相関関係調査
これらを分析した結果、いずれもフォロワー増加数と直接的な相関関係の存在は確認できず、結論として、「いいね」数が足りていないという仮説を得ることになりました。
2. 実績の確認と分析
今週もKPIの数値目標と合わせて、
今週の数値の実績と施策に対する効果を見ていきます。
数値の管理表に実績を入れたものを見ていきます。
■ フォロワー増加数
前週:105人(合計:485人)
今週:120人(合計:605人)
15人 UP
数値目標が140人だったのに対し、20人分足りなかった。
■ 平均インプレッション数
前週:975回
今週:911回
64回 DOWN
数値目標が1400回だったのに対し、489回足りなかった。
■ 平均エンゲージメント率
前週:2.1%
今週:2.3%
0.2% UP
数値目標1.7%に対して、0.6%上振れた。
となりました。
厳し目な数値目標にしているとは言え、先週に引き続き今週もインプレッション数とフォロワー増加数で目標の達成ができませんでした。
フォロワー増加数に関しては先月よりもよかったものの、あまり成長曲線を描いて伸びていけるというイメージが沸きません。
逆にエンゲージメント率は、上振れした先週よりもさらに高く、数値目標としてもかなり余裕を持って達成することができました。
私の体感としても、いいねやリツイート、リプライを多くの方に頂けているようになってきたなと感じることも多かったです。フォロワー数やインプレッション数と違って、エンゲージメントは、SNSの本質でもあるので、多くの人とコミュニケーションを取ることが出来て、とても充実感を感じています。
とは言え、私は色々な方とコミュニケーションを取ることと同時に、ツイッターのアカウントを成長させることも目的にしているので、しっかりと数値は追っていき、伸ばせるよう改善していこうと思います。
まずは、フォロワー増加数ショートの原因を探るため、日別の人数の推移を確認します。
このグラフをみている感じ、
ツイートの質+プロフィールの質+「いいね」施策で、現在の私が獲得できるベースの数値が10〜15くらいの間であると仮説を立てることが出来、そこからの下振れや上振れはツイートのバズりやターゲットとなるユーザーに刺さるツイートが出来たかどうかというところで差が生まれていそうです。
インプレッション数との相関も見てみます。
やはり、先週同様にインプレッション数とフォロワー増加数には、相関がありませんね。
エンゲージメント率でも見てみます。
こちらも、あまり相関があるとは言えないです。
これは非常に難しいです。一つ言えるとすれば、「いいね」数がフォロワー増加数に大きな影響を与えていることは間違いなく、先週一週間の増加数が安定していたのも、毎日しっかりと実施できたことが大きいということですね。
過去の増加数をみても、基本的には1日10〜15人のフォロワー増加で安定しているので、現状、いいねできる数に限りがあることからも、この施策だけでは、これ以上高水準の成長を得ることは難しいという判断になります。
では、フォロワー増加の鍵がどこにあるのでしょうか。
2/21のフォロワー増加数が39と、過去最高となりました。この2/21のアクションを分析することで、次の一手を考えてみようと思います。
2/21だけだと、ツールが違う点で数値が微妙にずれている気がするので、2/20も合わせて確認します。
ツイート数の合計が29回の内訳が以下の通りです。
リプライへの返信:15回
引用リツイート:3回
プログラミングや技術関連のツイート:5回
転職や面接についてのツイート:1回
キャリアに関してのツイート:1回
記事ツイート:2回
自分語りツイート:2回
ツイートを確認していく中で、可能性として考えらるのは、リプライや引用リツイートをしてもらった数の多さです。インプレッション数とは比例していませんが、色々な方が質問や意見を言ってくれて、それに対して答えている様子が、自分のために有益となると判断されて、フォローされるというケースかなという印象です。
あとは、リアルタイムでフォロワーが一気に増えたタイミングを見ていたのですが、以下の記事ツイートの投稿直後でした。
こちらの記事に共感していただいた方が多く、フォロワー獲得につながった可能性があります。
これらの分析からわかることとしては、「有益なツイート」をしている人だと判断されると、自然とフォロワー増加数は増えていくということですね。
ツイッターの本質であるツイートですが、やはり自分語りやリプライの共感を集めるツイートと並んで、エンジニアとして、技術的な観点で有益だと感じて貰えるというのは重要であると判断できます。
これらを踏まえて、来週実施する施策は、
・対象となるターゲット(Webエンジニアになりたい人や駆け出しエンジニア)が有益となるポピュラーなツールを使った便利テクニックや知ってそうん知らなかった技術的内容を探し、ツイートする
・有益だと判断したツイートは、過去のものでもリツイートして再利用することで、新規流入に対して、有益だと印象付ける
・ツイートの感覚が開く場合は、なるべく有益なツイートを先頭にして放置するようにする
この3点をやってみようと思います。
次に、インプレッション数の下落についても考えます。
これは単純にリプライの返信が増えて、インプレッション数が稼げなくなったことと、引用リツイート数が足りてないのが原因です。
リプライは、エンゲージメントや共感性において非常に有用であることは間違い無いので、リプライへの返信に負けないくらい、色々な方のツイートを引用リツートする、その数をもっと増やしていくという、方向で進めようと思います。
施策としては、先週から継続して、引用リツイート先の開拓と、ツイート数の増加をやっていこうと思います。
3. 各種グラフ
4. Youtubeについて
先週の試作の一環として、Youtube liveを始めるというのを挙げました。
実際に放送環境を用意して、テスト放送を実施してみたのですが、結果は爆死という感じです。
このツイートでも書いたのですが、プログラミングの生放送というのは、特に目立った絵があるわけではなく、かなりのトークスキルを必要とすることがわかりました。
生放送にテーマを持たせ、それについて淡々と語りながらプログラミングをするということができればもしかしたら有用かもしれませんが、それ以外の受け身による雑談しながらのプログラミング配信というのは、あまり良い効果を得ることが出来ないだろうという感想です。
テーマ性を持たせて、台本やアジェンダ等を用意して挑むのならば、動画の方が敷居が低いでしょうし、わざわざ生放送である必要がありません。
プログラミングの生放送が少ない理由と問題点、現状では生放送をやっていくのは難しいだろうという気づきが今回得たものです。
今のところ、動画を作る時間があれば、Noteとツイッター、自分の技術レベル向上のための勉強に時間を投下したいという思いもあり、一旦保留にしようと思っています。
5. 来週実施する施策のまとめ
先週に引き続き、継続して実施するものは以下の通りです。
■ 自分の強いキーワードで、長文や共感文を求めているツイートに「いいね」をつけていく
■ 引用RT先の人を増やす
■ キーワードと共感性を意識したツイートを行い、エンゲージメント率を高める
■ 絵文字等を使って、読みやすく共感しやすいツイート構成を目指す
今週新たに追加する施策は以下の通りです。
■ エンジニアにむけた有益なツイートを心掛ける
具体的には、先ほどの分析からの実際の施策として考えたものを採用します。
・対象となるターゲット(Webエンジニアになりたい人や駆け出しエンジニア)が有益となるポピュラーなツールを使った便利テクニックや知ってそうん知らなかった技術的内容を探し、ツイートする
・有益だと判断したツイートは、過去のものでもリツイートして再利用することで、新規流入に対して、有益だと印象付ける
・ツイートの感覚が開く場合は、なるべく有益なツイートを先頭にして放置するようにする
これらの施策で、来週も継続した成長を目指していこうと思います。
6. まとめ
最近は、リプライや、引用リツイートを貰えることも多くなってきました。いろんな方の意見を聞くことができ、コミュニケーションを取れることは、とても良い経験になりますし、とても充実した、楽しい発信ライフに近づけてくれるものだと感じます。
今後は、エンジニアとしてさらに有益なツイートや共感性の高いツイートで、自分の発信内容が誰に届いて、少しでも参考になったと思ってもらえるようにして行けたらなと思います。
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