嶺村丸

漁村インストラクター 横浜出身。学生時代幾つかの漁業を経験。インターンシップで訪れた三重県南伊勢町のリアス海岸に魅力され移住。 生物全般が好き過ぎて、マダイ養殖のエサやりをしながら様々な生き物を観察。生態をもとに生き方の過程などを想像して、毎日楽しんでいる。飼育や標本作製もする。

嶺村丸

漁村インストラクター 横浜出身。学生時代幾つかの漁業を経験。インターンシップで訪れた三重県南伊勢町のリアス海岸に魅力され移住。 生物全般が好き過ぎて、マダイ養殖のエサやりをしながら様々な生き物を観察。生態をもとに生き方の過程などを想像して、毎日楽しんでいる。飼育や標本作製もする。

    最近の記事

    メリベウミウシ~不思議な生き物~

    この大きな口を持った何とも不思議な形の生き物、 これは「メリベウミウシ」。オレンジ色の半透明な姿をしたウミウシの仲間。 ウミウシと聞くとこの青い生き物を想像する方も多いことだろう。 こちらは「アオウミウシ」。姿形がかなり違う。しかし同じウミウシの仲間なのだ。 写真左にいるのは「マダラウミウシ」。 ウミウシの中では大型種なマダラウミウシと比較しても圧倒的な大きさ。 大きさだではなく、見た目もかなり違く、とてもインパクトがあることから、ヘンな生き物としてよくテレビや図鑑

      • 命の価値

        ペットとして実家で飼育していたカニが亡くなった。6年ほど生きていた。 カニは私が学生時代に見つけ連れ帰った。 種類はベンケイガ二。 最初は課題研究で標本にする目的で採集したのだが、家では既に猫や魚を飼育していたこともあり、生きたまま連れて帰ると愛着が湧いてしまうものだ。 まさか私が社会人になって、実家を出ても生き続けることになるとは思わなかった。 このベンケイガ二はとてもありふれた種類のカニで、海岸沿いならどこでも見られるだろう。 決して珍しかったり、特別に多くの人が飼育

        • 寄生生物~生き抜くために~

          どんな生物も、全てを一人で完結させることは極めて難しい。 虫も魚も人間も、自分を産んだ親がおり、生きるために他の生物を利用して栄養を摂り、生き残るために数多くの争いもしてきた。 しかし、体を動かしたり、考えたり、食事をしたりといつも当たり前のように一人でも行っていることがほとんどである。虫も魚も、危機が迫ると誰かに言われたわけでもなく自分の力で逃げたりできる。 だが、そんな当たり前のことができなくても生き続ける手段がある。「寄生」だ。 寄生と聞くとあまり良いイメージがない

          • ギンカクラゲ〜生き抜くために〜

            枯れ葉に交じって流れてくる丸くて白い物。これはギンカクラゲ、毎年8月下旬の大風の後、沢山流れてくる。 大きかったり小さかったり、流れてくる大きさはみな違う。仲間のようにも見えるが、ギンカクラゲは脳のような器官が無く、自ら考えて行動することはできない。 すなわち泳ぐことも出来ないので、大風によって偶然一緒の場所に流されてしまっただけである。 なので自分がどこにいるかも、もしかしたら自分が誰であるかもわかっていないのかもしれない。 しかし、ただ流されながら生きているわ

            ヤドカリ~生き抜くために~

            ヤドカリがお互いを掴んで争っている様子。これは生きるため、相手の殻を奪おうとしているところ。 ヤドカリは体が大きくなるとそれに合った殻に引っ越さないと、生きていくことができない。 このヤドカリは釣り餌として利用するため、籠にいる。 大きさはヤドカリそれぞれなので、この籠の中ではホラ貝とサザエの二種類の殻に入っている。 籠の中でも本能に従いお互いを攻撃しあっているのだ。 争いに負けたヤドカリは、殻を追い出されてしまう。 追い出されたヤドカリは、籠の中では逃げ場が