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メリベウミウシ~不思議な生き物~

嶺村丸

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この大きな口を持った何とも不思議な形の生き物、
これは「メリベウミウシ」。オレンジ色の半透明な姿をしたウミウシの仲間。

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ウミウシと聞くとこの青い生き物を想像する方も多いことだろう。
こちらは「アオウミウシ」。姿形がかなり違う。しかし同じウミウシの仲間なのだ。

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写真左にいるのは「マダラウミウシ」。
ウミウシの中では大型種なマダラウミウシと比較しても圧倒的な大きさ。

大きさだではなく、見た目もかなり違く、とてもインパクトがあることから、ヘンな生き物としてよくテレビや図鑑に紹介されている。

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メリベウミウシは肉食性。誰しもが驚くこの口は頭巾(ずきん)と呼ばれ、
小さな甲殻類(エビなど)を好んで捕食する。

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獲物を見つけたら…

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獲物より大きく口を開き…

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一気に覆いかぶさる!

捕らえる速度も結構早いので、採集した際は付近にいるエビなどを一緒に観察ケース内に入れておくと、迫力ある捕食シーンが見られるかもしれません。

そんなメリベウミウシは何処に住んでいるのだろうか。
メリベウミウシに限らず、ウミウシの仲間の多くは常に何かに隠れながら生活してるため、海藻の多い場所やタイドプール(潮溜り)、岩場の裏などを探すとよく見つけられる。

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このような岩がいくつか転がっている場所を探すのが最適。
岩の下や、その周りに隠れていることが多い。

活発に活動する時期は4月~6月下旬頃。
海水温の変化が少ない時に多いので、肌寒さが和らいできた頃の潮が引いている時間帯に向かうのが良いでしょう。

また毎年数匹ほど、8月頃まで生き残っているメリベウミウシも確認されているため、夏の海遊びでうっかり見つけられることも。

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そんなメリベウミウシ、非常に柔らかく繊細で、海からずっと出してしまうと重力によって溶ける様につぶれてしまうので、あまり水から出さずに観察しましょう。

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また、ストレスを与えすぎると自切(自ら体を切り離すこと)をしてしまうので、観察の為移動させたりする際は大きめの箱(画像はクーラーボックス)に水を張り、穴を開けたタッパーなどに入れておくと自切せずに観察出来ます。

(メリベウミウシ 裸鰓目 メリベウミウシ科)

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