全日本フィギュア4日目
1日目から3日目の感想も書いています。
よかったらご覧ください。
さてさていよいよ全日本の振り返りも最終日になりました。
五輪の最終選考に関しては女子が拮抗していた分、男子は比較的平和に観られるかなとか始まる前は思っていたのですが、こちらもなかなか感情が目まぐるしく変化する試合でした。
全日本で自分の実力を開花させた選手もいれば、悔しい結果になった選手もいたり…。ただファンとしては一瞬一瞬で判断するのではなく、長い期間を通して競技に選手の姿を応援していきたいですね。
ペア FS
柚木心結/市橋翔哉 組
ピアノの調べに合わせて、ゆったりと丁寧にエレメンツを決めていく姿は本当に素敵でした。またこの先のシーズンでもみゆしょうがたくさん観られますように。
男子 FS
24位 鈴木楽人
13歳からスケートを始め、全日本の舞台でフリーを演じられる実力のある選手。ふわっとした踏切のジャンプは観ていて癖になりますね。
23位 鈴木零偉
衣装の雰囲気的にタンゴかなと思っていたら、ノリノリの曲でした。ジャンプの軸が安定せずきつそうな印象でしたが、ラストの片手ビールマンは素敵でした！
22位 長谷川一輝
ビートルズをピアノに編曲したものを持ってくるセンスの良さを感じました。コレオは特に長谷川くんの魅力がたっぷり詰まっていたと思います！
21位 山隈太一朗
腕を使った振り付けが豊かで、観ていて飽きないし楽しい気持ちになりました。ふわっと着氷するジャンプもゴッドファーザーの世界観によく合っていました！
20位 吉岡希
4Sも組み込み、3クワドで攻めてきました。立て続けに転倒したから体力がかなり失われただろうな…しかし、綺麗な質のジャンプの持ち主なので、この先クリーンな演技をするとさらに魅力爆発しそうです。
19位 杉山匠海
ジャンプの軽やかさにタノがアクセントになっていてめちゃくちゃ良い。
醸し出す雰囲気が良い意味で日本人っぽくないというか異国の風を感じます。
18位 石塚玲雄
表情が朗らかだし、傘を持つ仕草やハンドクラップなど振り付けも凝っていたし、何より本人が滑っていて楽しそうなのが素敵でした。
雨に唄えば、全日本の舞台で披露できて本当に良かった！
17位 櫛田一樹
イケイケの音楽を滑りこなせるのがすごい。ジャンプのタイミングは合わなかったですが、丁寧に音楽に合わせているステップが印象的でした。現役続行宣言嬉しいです！
16位 大島光翔
スタァらしさ全開の道。後半コンボ固めになってしまいきつそうなのに、観客を楽しませる心を忘れずにおどけたり投げキッスしたり、エンターテイナーでキラッキラだなと感じました。
15位 須本光希
滑らかなスケーティングとそれに溶け込んだジャンプがロミジュリの音楽と調和していてとても美しかったです。特に2A-1Eu-3Sのジャンプはハッとさせられました。
これからも須本くんのペースでスケートと向き合い演技をみせてくれたら嬉しいです。
14位 片伊勢武
上半身の動きが大きく細かくあるのにも関わらず、ごちゃごちゃどころか上品で落ち着いて見えるのは、やはり彼特有の雰囲気と所作の綺麗さからなんでしょうか。もっといろんな演技が観たい！と思わせるスケーターさんですね。
13位 森口澄士
ジャンプがとにかく豪快で、見応え抜群。壮大な音楽とよく合っていたと思います。そして、二―スラコレオが良い味を出していました。
12位 本田ルーカス剛史
前半はこなれて大人の余裕を感じ、後半では少し人間の哀愁ある感情が見えた気がして、惹きこまれる演技でした。柔軟性を生かしたコレオとスピンのポジションはさすが、彼の見せどころですね！
11位 田中刑事
全体を通して要所要所で音ハメが綺麗に決まっていて、音楽との一体感がさすがだなあと思いました。ジャンプがすべて終わってからもなおコレオで踊りまくるところが好きです。
10位 島田高志郎
本人のコメントで「夢心地」とあった気がするのですが、観ている私もどこか高志郎くんの世界に入り込んだような感覚になりました。StSqの軽やかさからおどけたチャップリンに切り替わる部分が特に良いですよね。
9位 壷井達也
4Sが力みのなく美しく決まったのでうっとりしていたら、そのまま流れるようにエレメンツが進んでました。振り付けを盛り込んでいるプログラムではないのですが、一つ一つのポジションと細部までの意識があるからかあまり気にならないです。世界ジュニアも応援しています！
8位 山本草太
ジャンプが安定しなかったのが本当に惜しい…。ですが、3A再チャレンジを図る姿勢から、草太くんの熱い想いはとても伝わってきました。
そして全日本後の名フェスでは史上最高のイオチサロが披露されたんですよね…！ステップもスピンも独創性があって大好きなプログラムなので観れて嬉しかったです。
7位 佐藤駿
このオペラ座の怪人、とても好きなんですよね…。今回は途中から肩が気になってしまいましたが、前半は腕の使い方等の説得力が増していて、さらにドラマチックになっていたと思います。どうか怪我が治って、世界ジュニアでは駿くんの力が最大限発揮できますように…！
6位 三宅星南
最終Gでも堂々たる演技を披露してくれて拍手喝采ですね。
白鳥の湖の重厚かつ高貴な世界観を見事に再現してくれました。たたずまいやオーラが本当にシニア一年目とは思えません。
四大陸派遣がとても嬉しいです！！！
5位 友野一希
全日本では4Tと4Sが決まったのが嬉しかったです。今までの友野くんの努力が一つ結果に出たと思うと、胸いっぱいになりました。
演技については、コレオでのコントロールされたスピード感と会場を巻き込む力は世界随一だと思います。これは満点必須ですね！
4位 三浦佳生
前半の4Lo～幅が意味わかんない（ほめてます）4S～なんで耐えられたのかわからない4Tまでの疾走感がすごすぎて鳥肌たちました。去年に比べて明らかにジャンプの安定感が増して、あっという間に進化していて本当に凄いです。
3位 鍵山優真
4Sを皮切りに圧倒的な流れのある演技でした！前半、中盤、後半と場面の移り変わりに応じてエネルギーが増していって…観る側も興奮しました。重圧もありながらもここまで仕上げてくれて本当にうれしいです。五輪ではノーミスの演技、そして大舞台を楽しめますように！
2位 宇野昌磨
最後のコンビネーションで「勝ちたい！」という気迫が伝わってきました。今回は怪我もあってかエネルギーがいつもより控え目な気がしましたが、無事やりぬいてくれてファンとしては安心です。北京では万全の状態で臨むことができますように！
1位 羽生結弦
4Aは両足着氷！形になりつつあってとても嬉しいです。
そしてその後は試合であることを忘れて羽生くんの世界に没頭していました。見終えた頃には何か心が浄化されるような…とても不思議な感覚で、これがうまく言葉にできないのが悔しい。とにかく異次元でした。
北京では羽生くんの夢がかなうことを祈っています。