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全日本フィギュア2日目

こちらのnoteは前回の続きとなります。アイスダンスRDと女子SPの感想もよかったらご覧ください。


さて、2日目はペアと男子シングルのSPです。
2日目は羽生結弦選手のSP初披露ということもあり、メディアが公式練習からたくさん報道されていました。私はどうしてもロンカプの音源ネタバレを踏みたくなくて、それっぽい映像は全部シャットアウトしましたw
おかげでまっさらな状態で新SPを観ることができました、よかった。

今回もざっとした感想をまとめておきます。さっくりいかないとどんどん長くなるので…。
選手名は敬称略で書かせていただきます。ご了承ください。

ペアSP

柚木心結/市橋翔哉 組

結成されたばかりのペア。市橋くんはりくりゅうでおなじみのりくちゃんの元パートナー。市橋くんも新パートナーが見つかり、ペア競技に復帰できてよかったです。
演技を観ていて、滑ることの楽しさや幸せさがとても伝わり、温かい気持ちになりました。これからがとても楽しみです。


男子シングル

女子を書いてから思ったのですが、いきなり1位からだとクライマックス感がすごいなと気づいたので、逆順で書いていこうと思います。

男子シングルは特に個性強めだと私は勝手に思っていて、観るのがめちゃくちゃ楽しかったです。特に全ジュ二からの推薦組はもうキャラクターがそれぞれ違っていて、注目度高めでした。

そしてSP90点超えのポテンシャルを持つスケーターが多くて、見応え抜群でした。

32位 堀義正

フラメンコ調のギターが、軽やかなスケーティングととてもマッチしていると思いました。情熱さが前面に出たというよりも大人っぽいしっとりさのあるマラゲーニャでとても新鮮でした。

31位 早川晃太郎

演技している時の表情が何より朗らかで、たまアリの舞台で演技をすることを楽しんでいるのがとてもとても伝わってきました。人柄がスケートに表れるってこういうことだよなとひしひしと感じました。

30位 和田龍京

全日本初出場の選手。ピアノの調べに合った優雅な滑りでした。コンビネーションをつける所はガッツを感じました!

29位 木科雄登

近畿ブロックでの怪我の状態から考えると、全日本に出場できたことだけでも凄いのですが…。怪我が完全に治っていないのでしょうか?
また木科くんが伸び伸びと滑れますように。

28位 古庄優雅

ダイナミックなジャンプとタンゴの重量感ある音とがマッチしていました。膝の使い方が魅力的な選手だと感じました。

27位 古家龍磨

ハレルヤのボーカルに合わせて、芯の強さと寄り添う温かさのようなものが表現されていたように感じました。のびやかで素敵な演技でした。

26位 辻村岳也

ボーカルに合わせてターンやステップを丁寧に踏んでいたのが、印象的でした。柔らかくそして温かく包み込むような演技だったと思います。

25位 中村俊介

ちょっとした溜めとかフッと力を抜くところとかが素敵なプログラムです。それだけにジャンプのミスが続いてしまったのが悲しいです…。月光が観たかった…。

24位 鈴木零偉

StSqの振り付けで立ち止まるところがオシャレ。片手ビールマンなどスピンのポジションも個性があって、観ていて楽しかったです。

23位 鈴木楽人

音を丁寧に拾ったターンが印象的でした。ステップの時の上体の動かし方も好きです!フリーも楽しみにしています。

22位 山隈太一朗

腕をめいいっぱい動かして音をヴァイオリンの音を最大限捉えているのが凄かったです。後半にかけての気迫が増す所も素敵でした。後、最初のチェロを弾くようなマイムがお気に入りです。

21位 長谷川一輝

あの大ちゃんのブルースですね!重心が低いスケーティングで、少し気だるい雰囲気も兼ね揃えていて、曲調にぴったりだと感じました。

20位 石塚玲雄

疾走感がすごくて、広く大きく感じる演技でした。スピンやステップの入りの工夫が光っていたと思います。

19位 杉山匠海

柔らかな身体を生かした伸びのある振り付けとジャンプが魅力的でした。たくみくんの雰囲気にとても合ってると思います。

18位 大島光翔

観客をイケイケスタァの世界観に引き込めたのではないでしょうか!ピタッと止まる部分とキレキレに動く部分のメリハリがついていて見応えがありました。

17位 須本光希

すーっと伸びるスケーティングがよく映えた演技だったと思います。体調がすぐれない中でもこの舞台で滑ってくれていることを考えただけでもこみあげてくるものがありますね…。

16位 片伊勢武

壮大な音楽とそれを自ら纏うオーラと溜めの作り方が上手な選手です。日本人っぽくない顔立ちのせいか、拠点が神戸のせいか、とりあえず上品。

15位 櫛田一樹

3Lzは惜しかったですが、他の2つのジャンプは綺麗にハマっていました!ふとした時の表情まで作り込まれていて、惹き込まれる演技でした。

14位 吉岡希

すーっと澱みない、所作が美しくて素敵な演技でした。練習では確率が良くなかったらしい4Tも綺麗に決まってました!!!

13位 森口澄士

迫力のあるジャンプとノリノリの振り付けが素敵でした。タノジャンプも見ごたえ抜群です。観客と一体になって双方楽しめるプログラムで好きです!

12位 壷井達也

雄大なる世界観と滑らかなスケーティングの融合が凄い。さり気ない振り付けもエレメンツも全てが溶け込んでいました。

11位 本田ルーカス剛史

いわゆる男性らしい滑りという定評がありますが、高音ボーカルにも調和するエモさを感じます。しかし彼は現地で観ると何倍も魅力が伝わる選手な気がするので(生での衝撃が忘れられないだけかも)、また現地の機会が来ることを祈っています。

10位 田中刑事

音源だけだと単調と思うものの、彼の手にかかるとすごく満足感に満たされます。StSqで徐々に盛り上がりを見せる場面が好きです!!!

9位 島田高志郎

長い腕が音楽の余韻、ちょっとした音の間やテンポ感を見事に体現していて惹きこまれる演技でした。20歳で大人な自分をということらしいですが、十分艶っぽくて震えています…。

8位 佐藤駿

大きな得点源が失われてしまい最終Gではなくなってしまいましたが、ポテンシャルの強さは他の要素からひしひしと伝わってきました。StSqではすべての音を拾うのではなく、さりげなく足元を合わせるといった小技がとても光っています。

7位 友野一希

シネパラやっぱり好きだなあああという気持ちでいっぱいになりました。StSqで盛り上がりがくると思うのですが、一緒に演技している空間がどんどん広がっていくようなところが最高に感動します。

6位 三宅星南

これは星南くんの時代が来ました(私の中で)!!!
特にどこで?と言われてもうまく説明できませんが、とにかく涙が出そうになって胸いっぱいになりました。

5位 三浦佳生

ジャンプの質が試合ごとに高まっていて、スピードをコントロールして軽さが増したなぁと思います。バイオリンの音の余韻とスケーティングの伸びがマッチしていてよかった。
そして1番滑走にして90点超えですwww 強すぎる。

4位 山本草太

ただただ美しい…という気持ちに観ていたらなりました。滑っている姿やポーズが本当に映える選手だからこそのシンプルかつ曲に寄り添った振り付けが神なんですよね。

3位 鍵山優真

4T転倒が惜しい…という気持ちもあった一方で、今までで一番と言っていいくらい笑顔で楽しんでいる様子で嬉しかったです。ジャンプの安定感も増してきたので、これからさらに踊りに磨きがかかるとなると…どれだけ可愛くなるのかとても恐ろしいですね!!

2位 宇野昌磨

ステップが過去一よかった…ゾクゾクしました。振りの流れに波がうまれていて、よりふっと力を抜いた部分の良さが際立っていたように感じました。そしてジャンプをめちゃくちゃ心配していたのですが、すべて綺麗に着氷させたのはでかいです!

1位 羽生結弦

これは素晴らしすぎる。ちゃんと羽生結弦のロンカプになっている…!
ピアノにしたのも正解だし、カプリチオーソの部分でテンポ感を前面に出した振り付けにした(ように私は感じた)のも正解だし、ピアノも振り付けも演技者も全員神だと思いました…。

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