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DIY・ガーデニング 記事まとめ

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DIYした家具やお庭を紹介する、すてきなnoteをまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#DIY」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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#古民家

築55年の古民家を丸ごとDIYしてみる㉚ドアノブ交換

ドアの表面のベニヤは劣化していて、大きな蝶番が一枚のドアに三つあり、ドアノブの近くには昔ながらの、ストッパー(調べると、コイルンキャッチあるいは三角ゴンベと言われるもの)が付いた、ただただ、古いドアです。 唯一、昔の飾りガラス窓が付いて、おしゃれな感じがします。 ドアノブはドアラッチと連動してないタイプで、金属製で冬は寒さでドアノブが冷えてしまい、凍り付きそうでした。 冷たくならないドアノブを探すと、手頃な価格でプラスチックのドアノブが見つかりました。そのドアノブは、本来

2023年、人生最大の作品を作った

前編:「古民家をリフォームしていたら戦前の新聞が出てきた」 我が家は北海道北十勝にある築67年の古民家で(解体される一ヶ月前に偶然前を通りかかって何やらあって持ち主から受け継いだもので)ある。 67年と言っても敷地内の別の場所にあったものを移設・改築してからの年数であり、最初の状態から数えると80〜90年以上と推測される。柱に戦前の新聞が残っていたことは前編で書いたが、その後さらに調べたところ、その一部が96年前(1928年)のものである可能性が高いことがわかった。もちろ

築55年の古民家を丸ごとDIYしてみる㉖捨てたごみ

一軒丸ごとDIYすると、流石にごみの処理が必須です。 一番はじめに出たごみは、家の周や、庭一面に生い茂った雑草でした。ススキやイタドリなどは、鎌を使って刈り、笹さ竹の根はスコップを使用して掘り起こしました。地面に張り付いた雑草は地味に、草むしりしました。 はじめは、とにかく刈る事や根っこを掘り起こすことに集中していましたが、徐々にその量も増えて行き、その後の作業に支障がきたしてしまうので、一箇所に集めて乾燥させて、様子を見る事にしました。 月日が経つにつれだいぶ小さくな

二階への階段

これまで何度かふれてきたように、コメ書房の店舗である元納屋には二階がある。かなり変則的な構造(全然フラットでない)ではあるものの、ほぼ一階と同じ広さのスペースが存在する。ただ、いかんせん階段がないので、二階への昇降にはハシゴを使うこととなり、例えば本の入った段ボールを上げるといったことすら現実的ではなかった。ハシゴをかけることができるのはちょうど古本が置いてあるスペースの真上で、吹き抜けのような構造になっていた。 オープン当初はまだ蔵書も少なく、二階のスペースが必要という状

大雪

この辺りの積雪は、県内山間部とは比較にならないほど少ないものの都市部よりは少し多い。工事も最終盤にさしかかった頃、年が明けて2018年となった冬は、今から振り返ってもこの十年では一、二を争う大雪だった。ちょうど県外で子どもが生まれたのがこの時期で、出産とその後の経過を見届けて深夜にここに帰ってくると、駐車スペースが完全に雪で埋まっていた。それから家に入れるわけもなく、諦めてその日は別のところに泊まった。 翌朝、何時間かかけて車が入るかたちに雪をくり抜き、重労働の末に玄関まで

大きなテーブル

コメ書房のど真ん中に鎮座した大きな一枚板のテーブルは、田園風景を切り取る大きな窓や、特徴的な本棚と並んで、当店を印象付けるものだ。と、私たちは思っている。このテーブルを作成してくれたのは、店舗全体を手がけたY建築の大工さん。天板と脚はこちらが準備したもので、その出自は別々だ。 天板は、家具職人であった知人のIさんが在庫として保有していたもので、廃業のタイミングだったということもあり、私たちの手の届く額で譲っていただいた。通常なかなか手の出ないような一枚板の貴重な材なので、間

初めからここにあったもの

戸についてのお話。 現在のコメ書房のつくりでは、入口(建物東)を入って正面がカウンター、向かって左側(建物南)が壁となっている。これが元は、入口が壁、左側はほぼ全面がシャッターだった。納屋時代はそもそもこのシャッターが入口だったのだ。内装からはわかりづらいが、外から見るとあきらかにそうとわかる痕跡が残っている。 雪国で扉の位置を決める際に考慮すべきは、屋根からの落雪の場所だ。この建物の場合、シャッターの側に雪が落ちてくることになるため、おのずと東側の壁を改装して入口にする

店舗への改修とDIY

掃除がおおむね完了した後、業者さんによる工事(大工、電気、水道、建具、左官)が始まり、それと並行して、自分たちでできる作業をDIYで進めた。 当時はセルフリノベーションブームで、DIYがもてはやされていた。自分達もそれに乗っかっていたわけだけれど、開店当時はこの店舗が「完全セルフリノベーション」かどうかをたずねてくる人が多かったことを思い出す。そういうブランディングが流行していたのだ。そう質問をされることも最近はなくなったので、DIY的なるものも落ち着いたのだろうな、という

実家の障子を張り替えたら、生き方について考えることになった。

いつの頃からか、実家の障子が破れたままになっている期間が長くなった。 そのうちにまともな修復もされなくなり、ガムテープや、白い紙で穴を塞ぐだけの応急処置で済まされるようになった。 僕はそれがなんとなく悲しかった。 僕の実家は典型的な農家の家で、広い土間を入口に、畳の部屋が続いていく純和風の建物だ。 正確な建築年は分からないが、今年で90になる祖母が嫁に来たときには建っていたらしいので築70年以上は間違い無い。 古民家、と言えば聞こえは良い。ただ一歩間違えはボロ屋敷にも

アウトドアガイドが海辺の古民家リノベする② まずは庭の整理から

取得した海辺の古民家を、活きた物件に再生させていこうと思います。 この物件の再生ポイントは何箇所かありますが、予算や時間も限られているので、優先順位をつけながら少しずつ進めていきたいと思います。 物件取得の簡単な経緯はこちらから↓ アウトドアの拠点として整備していくことが目的です。ゆくゆくは宿泊業なども視野に入れながら、活用していこうと思います。 それでは、まず庭の手入れから。ここを開墾して、作業しやすいスペースの確保と、ゲストの方にくつろいでもらえる場所を確保していきま

古民家の床板を引き取ってきたので、製材します!!

先日、古民家の解体現場に行ってきました。すでに解体業者さんが入っていて、日曜日ということもあって、現場はお休み。床板が剥き出しになっているタイミングを見計らって、床板材を引き取りに行ってきました。 古民家自体の年数はおよそ70~80年ほど。欅材をふんだんに使った見事な古民家でした。古民家を解体することになったのも、行政が道路拡張するにあたって、そこ工事予定地に該当するためとのこと。 現段階での自分のやれる範囲だと、床板を引き取るのがせいぜい。梁や根太、小黒柱などはどうして

言ってること・やっていること・考えてることは一致してますか?

ただいま、絶賛リメイク品・アップサイクル品を作成中なのですが、制作過程の中で「葛藤」を抱くことが結構あります。今日はその話をしたいと思います。 ⚪︎囲炉裏をサイドテーブルに! 今、大きめの囲炉裏をリメイクして、サイドテーブル(大きさ的にはセンターローテテーブルかもしれません😂w)にできないかと試行錯誤中なのです。 ※ちなみに小さめの囲炉裏は作成済みなので、よかったら下の記事を読んでみてください↓ 元々、木灰が入っていた部分に、自分で加工したガラス板を入れて、テーブルす

寒いなんて言わせない!(株)エネルギーまちづくり社の竹内さんと丸橋さんに聞く、あたたかい暮らしをつくる断熱DIY術。

布団やこたつから出られない!! もっとおうちがあたたかくなったらいいなと思いませんか? そんなあたたかい暮らしの実現に向けて、12月9日・10日に海士町の遊び場「あまマーレ」にて断熱DIY教室が開催されました。 今回、講師に(株)エネルギーまちづくり社の竹内昌義さんと丸橋浩さんにお越しいただき、断熱に関するお話とともに、お部屋をあたたかくする断熱DIYを伝授していただきます。 そもそも断熱とは?断熱のされていない家でストーブを何台も稼働させることは、「はだかにカイロ状態

瀬戸内の古民家 ゼロエネルギーハウスを目指して~断熱

誰〜もーこんな名言ぽいこと言ってしまったのは!! 吉田兼好さんですね。 まあ、エアコンどころか扇風機もない鎌倉時代は、そうだったのかもしれません。 確かに、築110年を超える我が日本家屋、夏は過ごしやすいです。 南北の窓を開ければ、常に風が動き、 杉皮に土、瓦を乗せた屋根のお陰で、日中もそこまで温度が上がりません。 といっても、エアコン無しで夜眠れていたのは、確か4年前まで。 その頃から、お盆あたりの数日は、エアコン無しでは超えられない夜があります。まさに気候変動の