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⑦犯人逮捕_建設途中の自宅へ施主のフリをして不法侵入

 犯人が逮捕されてから調書を取っていくと徐々にわかってきたことは住宅の外だけではなく「住居侵入」をに2回されたということだった。しかもそのうちの1回は壁または窓に向けて「射精」をしたということだった。

 私はこの内容を妻は警察から、私は妻から聞いたときに「家を売ろう」と考えた。妻はこの時、冷静で「この類の変質者であればしていると思った」と語った。実は射精の後らしきものは犯人逮捕後、調書を取り始めた途中の段階で、自宅の掃除中に妻が見つけていたのだ。この時、私は壁紙の施工業者が壁用の糊を拭き忘れたのだろうと思っていた。しかし、妻は過去に内装に関わる仕事をしていたため、「明らかにわざとかけたような糊の付け方はプロならしない」と断言。

 私はいくら変質者でも、リスクが高い不法侵入は考えすぎだと思い、冗談で「放尿ではなく、位置的にも、分量的にも射精なんじゃない」とふざけた。残念ながらそれは当たっていたようだ。

 我々は上記の内容で犯人とニアミスをしたことがあった。
 それはまだ新築を建設途中の7月の事であった。私の仕事は休暇がまばらであるため平日の日中に休みを取り建設現場を見に行くことも多々あった。7月の平日、職人の方が仕事をしていることを担当者に確認をして、妻と二人で現場を見学しに行くことにしていた。住宅は2階まで出来上がっており、窓や外壁まで出来上がっていた。

 私たちは夏の暑いときに仕事をしてくれている職人の方に、飲み物の差し入れをした。

 その時、職人の方から「昨日も来られていましたよね?」と声をかけられた。妻と顔を見合わせて私は「いや、昨日は来ていないですよ。仕事でしたし」建設現場はいろいろな方が出入りしているため、誰かと間違えているのだろうと思ったが、少し不安になり、営業担当と現場監督に誰が出入りしていたのか確認をした。特に不審な人物はいなかった。

 その頃、外構工事も一部入れる予定であったため現場の採寸をするために急遽立ち寄ったと思い連絡をしたが「まだ、現場の測量には入る予定はありませんよ」とのことだった。

この件は調書では1回目は単純に同じハウスメーカーで自宅を建てた犯人は私たちの住宅の間取りが気になり入ったとのことで「一人住宅見学会」を行ったようだ。

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