きっちゃんのつぶやき「“遊び”のスゴイ効果!」
小学校低学年は、学習習慣を身につけることが大きな課題です。自ら意欲をもって勉強に取り組める子どもは、授業もしっかり集中し、成績もぐんぐん伸びます。
しかし、単に「勉強しなさい!」と言うだけでは、子どものやる気は育ちません。低学年の子どもには、「遊び」を上手く利用することが学習力アップへの近道です。勉強に対するやる気や集中力、また、子どもの自主性や自発性を刺激するには、遊びが有効な手段となりえます。
遊びと勉強は、一見相反するように見えますが、幼児期から子どもは、遊びを通して視覚や聴覚、手足の運動など、全身を使って体験的に物事を学んでいきます。遊びは感覚や身体の発達以外にも、思考や情緒を育てるのにも役立っています。子どもにとって遊びは、まさに学習の原点とも言える行動なのです。
小学生になる頃には、実際に体験しなくても、言葉を使って概念で物事をとらえられるようになります。成長とともに思考を操る力がどんどん発達するので、教科書を使って、先生の説明に耳を傾けながら学習するスタイルにだんだん慣れていきます。
低学年は、遊びと座学の授業の移行期に当たると言えます。座学での学習に慣れないうちは、遊びを取り入れた体験的学習で勉強へのやる気や集中力を引き出すことができます。
遊んでいる子どもの目はイキイキとして輝き、快活な姿を見せてくれます。遊びに夢中になっているとき、子どもは自発的・自主的に行動しています。おもちゃや道具を使って遊ぶときは、創造力や、知恵、工夫が試されますし、友だちと一緒に行動することで、協調性や社会性、考える力や自立心が育まれます。また、物事への探求心、知的好奇心も大いに刺激を受けていることでしょう。遊びを学習のきっかけにすることで、子どもの探求心や知的好奇心を刺激し、学習意欲を高めることができます。
低学年は、学校が終わったあと遊ぶ時間も多くあります。友だちと一緒に過ごしたり、おうちの中で過ごしたりするとき、どんな遊びをするのかで、学習面にも影響が出ます。子どもが好きな遊びを通して、さらに深く物事を学んでいけるように、大人が声かけやサポートをしてあげることも大切ですね。
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