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きっちゃんのつぶやき「失敗しても大丈夫!」

 “「失敗の経験」こそが、成長のチャンス”。これは、星野リゾートの星野佳路代表の言葉です。星野さんは、こう言っています。『失敗したことによって初めて自分の問題点や判断の甘さに気づくことができたし、「次回は同じことを繰り返さないようにしよう」と心がけ、判断力を進化させてきたと思います。「失敗は学びの機会」「失敗の数だけ成長できる」と感じています。逆に、最もやってはいけないことが「失敗を恐れること」。「失敗をしてはいけない」と思った瞬間から、行動が消極的になる。』。つまり、失敗するからこそ、本人には次の学びの方向が見えてくるということです。

 今の子どもたちは、大人の助けにより成功体験はたくさんしていますが、失敗体験はあまりしていません。そのため、困難に出会った時にすぐにあきらめようとしたり、失敗から這い上がることが出来なかったりする子どもが少なからずいます。けれど、星野さんが言われるとおり、失敗は学びの機会であり、失敗の数だけ成長できると思います。

 子どもの時代は、何事も練習です。「学校は社会の縮図」という言葉があります。子どもたちは、学校という守られた環境の中で、社会に対応できる能力を身につけていきます。学校には、いろんな個性の子どもがいます。そんな多様な個性のぶつかりあいで、人間関係を学んでいくのです。時には友だちとけんかをしたり、悪口を言ったり、仲直りしたり、できないことができるようになったり。いつも成功ばかりしていたら練習になりません。本当に力になるのは、頭で理解したことではなく、実際に体験したことです。だから、やる以上は成功しなければ、という考えは引っ込めて、「失敗してもいいんだよ」と言ってあげてほしいのです。

 子ども時代に失敗を経験して、そこから学べた子どもは生きることに強くなります。「二度あることは三度ある」と考えるのか、「三度目の正直」と考えるのか。どちらの人生が豊かかといえば、三度目の正直を信じて挑戦できる生き方の方が楽しいと思います。失敗してもいい、とにかく全力でやってみよう。そう思えてこそ、夢のために一生懸命にやれるのです「失敗しても大丈夫」。大切にしたいですね。

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