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読書 「アニメ 攻殻機動隊 名言集」

2024/9/26 ビューがダントツのため後半に追加加筆

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 講談社から発売している「アニメ 攻殻機動隊 名言集」(発売日2018/06/20)を中古購入しました。
 絶版なのか、かなり探し回りましたが本屋では見つからず。ネットでもなかなか在庫が見つからず、プレミアム価格でしたが何とか注文/入手することができ、なかなかの美品が届きうれしく思っています。
 またAmazonでも時々出品が確認されるので、欲しい方は定期的に確認してみてください。
 本書でも書かれていますが、哲学的なセリフが良く出てくるアニメ作品で、なかなか考えさせられます。

「攻殻は哲学だ」
 アニメ 攻殻機動隊の下記の作品から名言を集めており、本書では
第一章「人生論」、第二章「内省、情動、哀愁」、第三章「組織論」、 第四章「希望、それぞれの未来」から構成されています。

「アニメ 攻殻機動隊 名言集」 講談社 から抜粋しまとめ

映画「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」 1995年
TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(全26話)2002~2003年
映画「イノセンス」2004年
TVシリーズ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」(全26話)2004~2005年
TVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(全1話) 2006年
映画「攻殻機動隊 ARISE」 (4部構成) 2013~2014年
攻殻機動隊 ARISE Pyrophoric Cult 2015年
攻殻機動隊 新劇場版 (GHOST IN THE SHELL: THE NEW MOVIE) 2015年

Wikipediaから年代等を参照

 最初の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」はもう29年前の作品で、その後の作品でも10年以上前の作品です。
 本書を通して、特に私が気に入ったセリフをピックアップして紹介します。ちなみに私は上記のアニメ作品は全て鑑賞しています。

第一章「人生論」
「疑似体験も夢も、存在する情報は全て現実であり、そして幻なんだ。」
「肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだ。」
「世の中に不満があるなら自分を変えろ!!それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ!!」
「人間の最も高貴な行いは誠実に戦い たゆまず努力することであり、情報こそが真の悦びをもたらすのだ。」

第二章 「内省、情動、哀愁」
「お前には、心を許せる誰かがいるか?」
「まかせとけ。いつだってそうして来ただろ。」
「そうささやくのよ、私のゴーストが。」

第三章「組織論」
「バグのないプログラムは存在しないが デバッグの出来ないプログラムもまた存在しない。」
「組織も人も特殊化の果てにあるのは緩やかな死・・・それだけよ。」
「我々の間には、チームプレイなどという都合のよい言い訳は存在せん!あるとすればスタンドプレイから生じるチームワークだけだ。」
「何時いかなる時でも私を信じて疑わない部下への信頼、それこそ私が今まで築き上げてきた財産の全てです!」
「頭は立場が上の時に下げてこそ初めて効果がある・・・違うか?」
「何でもかんでもAI任せだと、ネズミや猫にも出し抜かれるわよ。」
「一身独立して一国独立す。」
「だったら私に権限をちょうだい。あと予算も。」

第四章「希望、それぞれの未来」
「さて、どこへ行こうかしらね。ネットは広大だわ。」
「貴方がネットにアクセスするとき、私は必ず貴方の傍にいる。」
「もう既に、私たちの知らない次の社会が生まれ始めている」

「アニメ 攻殻機動隊 名言集」 講談社 から抜粋

 下記はWikipediaからの紹介を抜粋したものです。設定等に相違点がありますが、主人公「草薙素子」を描いた作品で、刑事ものやミリタリーが混じったような作品です。
 本書では、名言とされる言葉(会話)と短文ですが、その際の状況や考察、どの作品が出典元かが併せて載っています。
 読書は本の入手が難しいかもしれませんが、時間がある方は一度アニメ作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 『攻殻機動隊』(こうかくきどうたい、英語タイトル:GHOST IN THE SHELL)は、士郎正宗による漫画作品、1989年初出。ジャンルとしてはSF(パラレルワールド含む)に属する。
 この作品を原作とする劇場用アニメ映画が1995年に公開され、またテレビアニメ作品が2002年に公開された。士郎正宗の原作版と押井守の映画版、神山健治の『S.A.C.』、黄瀬和哉と冲方丁の『ARISE』では、時代設定や主人公草薙素子のキャラクター設定、ストーリーを始め多くの相違点があり、それぞれが原作を核とした別作品といえる。

Wikipediaから抜粋

 今回購入したのは帯なし版で、2990円で何とか購入することが出来ました。講談社さんは是非とも増刷するなり、電子書籍化して欲しいと思います(2024/9/12時点で再確認したところ価格が上がっていますが、9/26時点はそこから変動していません)。

 本書は見開きの2ページか1ページで名言とアニメのシーン状況や、他の哲学書などから引用がされているとその大元が紹介されています。特に見開きの2ページを使用しているものは、そのアニメのシーンカットが数枚載っています。
 最初に4章構成と紹介させていただきましたが、最後に名言リストがあり、名言から逆にたどることで、どのアニメを観たいか(聴きたいか)を選択することもできます。

 本記事を公開したタイミングと、別作品の私の記事への「スキ」から「田中敦子さん」が逝去されたことを知りましたが、下記のセリフが聴きたくなり、先日やっとまとまった時間が取れて2作品を観ることが出来ました。

「そうささやくのよ、私のゴーストが。」
「さて、どこへ行こうかしらね。ネットは広大だわ。」

「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(1995年)より

「貴方がネットにアクセスするとき、私は必ず貴方の傍にいる。」
「行くわ」

「INNOCENCE」(2004年)より


 最後に最も好きな名言として、

「人間の最も高貴な行いは誠実に戦い たゆまず努力することであり、情報こそが真の悦びをもたらすのだ。」

「アニメ 攻殻機動隊 名言集」 講談社 から抜粋


【公式】 攻殻機動隊グローバルサイト



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