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ファッション雑誌に夢をみていた頃

1990年くらいから2005年くらいの間のファッション雑誌が好きだった

小学校高学年から中学生の頃はCUTIE、mcSister、NON-NOなどを読み(全然系統違うけど)高校ではSPUR、HighFasion、FashionNews、WWDjapan(雑誌の方...たぶん季刊、新聞もとっていた)、VOGUE、流行通信、装苑など(忘れているのもあるだろう)

とにかくアレキサンダーマックイーンがすきで、その頃のたくさんのデザイナーやブランドたち、ガリアーノやカールラガーフェルド、プラダ、ミュウミュウ、ステラマッカートニー、トムフォード、ジバンシーにディオールに、マルジェラ、サンローラン、フィービー、エディ(デザイナー名とブランド名が混在しております)

などなど…それまでの老舗ブランドが生まれ変わったり新しい才能が現れたりと実に華やかな時代でした(しかも今も一線の人ばかり)

それに合わせてなのかファッション誌も華やかで写真の1枚1枚の完成度が素晴らしく、特にHighFasionなどは紙の質からして違っていて写真集のようなつくりで切り取って壁に貼る用に2冊買ったものです

SPURは写真もスタイリングも特集も大好きでずっと買って隅から隅まで読んでいた

でも突然買うのをやめた。


なぜか


付録です

付録。

いらなくないですか。

高校生の頃鞄に入れていたファッション雑誌はどの教科書より重くて読み応えがあった

付録がある為に薄くなってしまった雑誌が本屋さんに並んでるところを見るのは当時とても悲しかったです

私の夢がそのなかに詰め込まれていたから

もちろん、雑誌が売れなくて次々と廃刊になっていくのをどうにか阻止する為にというのもわかるし、逆に付録で買う人もあらわれた

今は特にクオリティが高くて素晴らしい付録があるらしいですね

良い付録をつける為に奔走している方も、よりたくさんの方に読んでもらえるように誌面づくりをする方のご苦労も本当に大変なものでしょう

私はそれらの雑誌を宝物のように大事に読んでいた時から、大人になり、マックイーンやジバンシーやマルジェラなどを頻繁にとはいかないまでも買えるようになりました。というのは皮肉かなあ。

きっと少数派なんだろうな

でもずっと言えなかったことなので。

今も付録コーナーは行けない

でもあの頃のファッション雑誌を作ってくださっていた方に感謝したいです。

たくさんの夢をいただきました。やっと夢に少しだけ手が届くようになりました。ありがとう。


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