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【新技術】碧海信用金庫さまとゲーミフィケーションを取り入れたメタバースでの金融教育イベントを実施しました。

こんにちは。事業企画部のミヤマルです。
データサイエンスを軸とした新技術ドリブンの新規事業の立ち上げに取り組んでおります。

今回は愛知県の信用金庫である碧海信用金庫さまと一緒に取り組んだ、新技術を活用した地域DXの試みをご紹介いたします!

※地域DX(地域経済のデジタル・トランスフォーメーション):リモート対応や分野間連携をはじめデジタル技術の力を徹底的に活用し、新たな地域経済づくりに取り組むこと。

目次

  1. 企画の概要

  2. 企画の内容

  3. イベントで用いた技術の紹介

  4. 各種ご支援・サービスのご紹介

1.企画の概要

 今回、「バーチャル空間で学ぶ 金融知識」というテーマで愛知県安城市の中高生を対象としたVR空間での金融教育イベントを実施しました。
このイベントは、安城市のまちゼミイベントの一環として、碧海信金さま主催でバーチャル空間を活用して行われました。※図1参照

図1 バーチャル空間で学習する安城市の生徒さま

 この企画の主な目的は、学生たちに金融教育をより身近で理解しやすい形で提供することでした。バーチャル空間を通じて、金融の基礎知識を楽しく学べる環境を提供し、若い世代の金融リテラシーの向上を図りました。

イベントの詳細やプレスリリースに関しては、以下のリンクを参照してください。
https://anjo-matizemi.jp/shoplist-detail/186/

https://www.intec.co.jp/news/2023/1214_1.html

2.企画の内容

 本イベントは、1章でもお伝えしたように地域の学生たちに金融知識を提供することを目的としています。こうした考えのもと、バーチャル空間内で○×形式でのクイズを行いました。※図2参照

図2:バーチャル空間でクイズを実施する安城市の生徒さま


 こうしたゲーム感覚での学習を通じて、学生たちは金融の基本的な概念について学んでいただきました。このインタラクティブな学習方法は、参加者にとって非常に効果的であり、金融の基礎知識に関する理解を深めることができました。

 さらに、イベント終了後には参加者を対象に、空間のユーザビリティ(使いやすさ)やイベントの感想について簡単なアンケートを実施し、そのデータを分析しました。
 その結果、学生たちからは非常に高い評価を得ることができました。特に、バーチャル空間を用いた学習方法が新鮮で、金融の概念をより理解しやすくしたという意見が多く寄せられました。

 このように、バーチャル空間を活用した金融教育は、学生たちにとって新しい学習体験を提供し、金融知識の習得を促進できるポテンシャルを持っていることがわかりました。


3.イベントで用いた技術の紹介

 今回の教育イベントで使用された技術は、いわゆるバーチャル空間内でテキストや音声ベースでコミュニケーションをとることができる「ソーシャルVR」と呼ばれるジャンルの技術になります。

 今回は「Mozilla Hubs」というプラットフォームが活用されました。「Mozilla Hubs」は、オンラインでの対話型空間を提供するプラットフォームであり、参加者がバーチャル空間内で自由に動き、互いにコミュニケーションを取ることができます。

 本技術についてはインテックの社内でもブロックチェーン技術との組み合わせによる実証実験も行っており、こちらも内容を記事化しているのでこちらもご参照ください! ↓

本イベントでは、Mozilla Hubsの基本機能に加えて、カスタマイズされたログ分析基盤を組み込むことで、バーチャル空間ならではのログ取得についての取り組みを行いました。

本システムでは、参加者の行動や反応をリアルタイムで追跡し、データ駆動型のアプローチでイベントの効果を分析が可能となっています。※図3参照

図3 システムアーキテクチャー

この技術の組み合わせにより、参加者のイベントデータ(座標データ)などの詳細なデータを収集し、それを基に空間の同線のブラッシュアップにつなげることができます。

このように、バーチャル空間とデータ分析を組み合わせたアプローチは、金融教育のみならず、金融にかかわる顧客接点業務についても新たな可能性を秘めています。

4.各種ご支援・サービスのご紹介

 碧海信用金庫さまと共に実施したこのバーチャル空間で実施する金融教育イベントは、単なる一回のイベントに留まらず、将来の金融教育およびマーケティング活動への新しい形の一つとして考えられると思っています。

 私たちは、金融機関さまをはじめとした営業推進並びにマーケティング戦略のデータドリブンな高度化を積極的に支援しています。営業推進のためのデータ分析にご興味の方は下記記事も参照ください!↓

バーチャル空間や支援メニューについては下記を参照ください。

  1. バーチャル空間を活用したセミナー・キャンペーンのサポート:このイベントでの成功を踏まえ、私たちは他の金融機関様にもバーチャル空間を活用したセミナーやキャンペーンの企画・実施をサポートしています。これにより、顧客エンゲージメントの向上やブランド認知の拡大が期待できます!

  2. データ分析基盤の構築・運用:バーチャルイベントや各種顧客接点のチャネルから得られるデータを分析するデータ分析基盤の構築および運用のサポートも提供しています。この基盤は、顧客の行動パターンや好みを分析し、マーケティング戦略や商品開発に活用することができます。

このようなサービスは、金融機関様が時代の変化に対応し、競争優位を築くためにだんだんと重要になってくると考えられます。
ご興味のある金融機関様は、ぜひご連絡ください!
私たちは、お客様のビジネスをデータドリブンなアプローチでサポートし、成功へと導くお手伝いをさせていただきます。

※記載内容は個人の見解が含まれております。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本記事のご質問は、こちらからお問い合わせください。


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