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邦楽 記事まとめ

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邦楽アーティスト・楽曲について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#邦楽」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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#音楽レビュー

大滝詠一「A LONG VACATION」(1981)

今更ここで紹介するのが恥ずかしいくらいの超名盤、そして超定番のアルバムですね。 これからいい季節になっていく、そんなタイミングで聴きたくなる1枚です。実際、本作、及び本作と対となる「EACH TIME」はここ数週間、通勤時にいつも聴いてます。 「売れないレコードをいっぱい作って来たけど、それは本望じゃない。松本が売れて、細野も売れて、山下まで売れたら、俺も売れなくっちゃいけないと思う」と、松本隆に吐露して作った屈指の名盤。確かにロンバケ発表前までの大滝詠一は、マニアックな

Mr.Children 深海

こんばんは! 暦は4月に入りましたが、今年の梅雨は「これからが本番」の体。今回のブログは、梅雨時・雨降りの日によくハマる、ミスターチルドレンのアルバム「深海」(1996年6月24日リリース先品)を話題に書き綴ろうと思います。 先日ブログで書き綴った「イノセントワールド」の頃のストレンジデイズ時期を経て、僕はかろうじて大学生になることができました。 しばらくは「大学生としての暮らし」をつかめずにいましたが、バイト(今度は近くのショッピングモールの衣料コーナー)を始めてから

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100〜
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音楽レビュー『明日に向かって走れー月夜の歌ー』エレファントカシマシ(1997)男による男のための音楽

本当に好きな歌声は 何を歌ってもイイ!私は歌にあまり思い入れが ない方なんですが、 そんな私でもこのボーカルの歌は 別格と思う人が何人かいます。 たとえ、自分の好みの 音楽ではなくても、 その人が歌うと なんだか聴いてしまい、 「いい歌声だなぁ」 と思ってしまうのです。 その内の一人が、 エレファントカシマシの 宮本浩次です。 そんなわけで 以前から聴いてみたい と思っていて、 ようやく聴くことができました。 私が中学生の頃に、ヒットした 『今宵の月のように』を

【2023】年間ベスト旧譜〜国内ヒップホップ編〜

はじめに前回の記事で力尽きたかと思ったけど、なんか書き上がった。今回は2023年に聞いた日本語ラップ(旧譜)を紹介します。前書きは4、5段落目が重要なのでそこだけでも読んでください。 昨年は韻踏み夫『日本語ラップ名盤100』を落手。網羅的に日本語ラップを聴きたいと思っていた自分にはとても嬉い内容だった。時間的にも地理的にも多様な選盤と、背景から批評的意義までを見開き1ページに収めた解説文、100枚+関連作200という分量も含めて、入門編としてもマニアが未聴盤を潰すのにもピッ

【藤井風】2024年インスタ質問まつり

藤井風が2024年初のインスタ質問まつりを開催ー! ううー!リアタイできなかった〜〜〜😭😭😭 今年は波乱の幕開けになったけど、こういう楽しいニュースだけを見て生きてたいね。 まず、これよね。 【朗報】藤井風、彼女いません。「Do you have a girlfriend?(彼女いる?)」に対して、「Nope. (いない)」だって!!!!(落ち着け) ※Nopeは、Noのくだけた表現。 ちなみに去年3月に開催されたインライ質問まつりでも「彼女いる?」って質問を取り上げ

2000年生まれが毎日聞くプレイリストのベストイレブン

どうもりんたです。 みなさん毎日お疲れ様です。 僕は仕事柄ほぼ毎日電車での移動が1〜2時間あるのですが、その時間はずっと音楽を聴いています。それだけでなく、朝起きてからまず音楽をかけて身支度をして会社に着くまでずっと聴いていますし、お風呂にスピーカーを持ち込んで歌いながら体を洗うくらい1日のうち音楽に触れている時間が多い気がします。聞いてないのはオフィスにいる時とYouTube見てる時くらいかな。 今回は僕が毎日どんな曲を聴いているのかをご紹介できればと思うのですが、世代

藤井風は『Workin' Hard』(2023)のMVで何を伝えたかったのか

【はじめに 公式テーマソングがアーティストに強いるもの】 昨年のバスケットボールW杯テーマ曲、藤井風の『Workin' Hard』だが、実感として(彼のこれまでと比較すれば)大衆的人気を獲得出来なかったように思う。「暗くてノリづらい」というのが、一番大きいだろう。 毎度のことだが、スポーツアンセムには躍動感や高揚感、または壮大・荘厳さが求められる。近年で言えばSuchmosの『VOLT-AGE』も、テンポの遅さや曲の単調さを批判された。 音楽を普段そこまで聴かない人も

ZAZEN BOYS『らんど』がめちゃくちゃ良かった、のレビュー。

ZAZEN BOYSのニューアルバム『らんど』がついにリリースされました。前作すとーりーずからとんでもなく空いた事は把握していましたが、いや12年て。間ではライブこそコンスタントに打ってましたが吉田一郎からMIYAへの交代劇有り、ナンバガ再結成有りとこのまますとーりーずがキャリア最後のアルバムになるんじゃ…と(特にすとーりーずがナンバガを含めても向井秀徳史上最高クラスのアルバムだったので)バンドの行く末が若干心配になるトピックがちょこちょこありましたがとにかく無事に完成に漕ぎ

(2023年)ファッキン(最高)だったアルバムランキングTOP10

題の通り2023ファッキンだった(最高だった)アルバムランキングtop10をなんとなくなんのなしに書いていきます。突然の雨に打たれて、その日の海を泳ぐように あくまで私田村シュンスの個人的見解ですので悪しからずです。 あと、ジャンルとか音楽的素養とか背景とかあんまそうゆうの知らないんで、期待しないでいただきたく思います。 そして、順位というよりワイの心に効いた回数を反映してます。直感です心です大事なのは、結局。 (今年発売とは限りません!) では行こう。ぜ 10位 多次

2023年年間ベストアルバムTOP10(邦楽編)

洋楽編につづいて邦楽編です。 ちなみに昨年のTOP10はこちら TOP10圏外だけど2023年名盤アルバム Awich/THE UNION Dizzy Sunfist/PUNK ROCK PRINCESS 凛として時雨/last aurorally ベンジャス!恋愛論 Sano ibuki/革命を覚えた日 PassCode/GROUNDSWELL ep. People In The Box/Camera Obscura iri/PRIVATE ではここか

Apple Musicと振り返る、2023年によく聴いた音楽

毎年この時期のお楽しみといえば、SpotifyまとめやApple MusicのReplayだ。 自分がよく聴いた音楽の振り返りとして気づきが生まれたり、色んな人が投稿しているのを見て、違いを感じるのも楽しい。 私はApple Musicユーザーなので、Apple Music replayとともに今年聴いた音楽を振り返っていきたい。 まずは総括から! 聴いた時間は約43,000分。時間にすると約1ヶ月くらい。まあまあ聴いてる方なのかな、どうなのだろう。 まだあと1ヶ月弱

Vaundy横アリday2。彼の掌の上で転がされた1時間半。

彼の頭の中には一体、いくつの音階があるのだろう。プレイリストをぐるぐると回して、たまたま止まった一曲をかけたとしても、120%類まれなる新しい音楽が耳に流れ込んでくる。 どの曲を聴いても間違いがないからVaundyをおすすめする時は、どの曲をピックアップするか、いつも迷う。(やっぱり怪獣の花唄かな。Tokimekiも聴き心地良いし、恋風邪にのせても鉄板だろうか。それとも逆光がメジャーで入りやすいのかな。むむ、1曲選ぶのが本当に難しい……。) まさに奇才の代表格として、世の

Ado「unravel」に、世界が魅せられているというお話

先日、Adoちゃんの新曲としてカバー曲の「unravel」、MVが配信されましたね。 元曲は凛として時雨、TVアニメ東京喰種のオープニングだったそうで私は6月、大宮でのマーズ初日公演で初めて聴きました。その時は「シャウトすげぇ」くらいの認識だったのですが改めて曲の背景を知って音源として聴くと… この曲、ヤバい。 って、なりました。 希望を越えて来た一曲 この曲、来月の「歌ってみたアルバム」に収録される訳ですが、当然期待値が跳ね上がりましたね。実は歌ってみたアルバム、

20歳大学生のおまもりソングたち 

「いつ聴いても心にしみこむ、  そしてここぞという時は、  そっと寄り添ってくれる」 そんな、不思議な力を持つ曲を、 「おまもりソング」と名付けて、大切に聴いています。 2023年、20歳現在の私のおまもりソングを5つ紹介します。 1.Donuts Mind If I Do/CHAI Don't mind if I do(遠慮せずする、気にしない)と Donuts mind if I do(ドーナツをおひとつどうぞ)の言葉遊びが特徴の曲。 ドーナツ 罪悪感の塊で、決し