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【SQL】SELECT FROM文の使い方を例文を用いて解説(練習問題あり)

SELECT A FROM B 文は抽出の基本であり、どんなクエリーを書く際にも使用されます。
そんなSELECT FROM 文を初心者でも理解しやすいよう、例題を用いて、徹底解説していこうと思います。

SELECT FROM文の基本構文

SELECT FROM 文は、「SELECT」と「FROM」に分かれる

SELECT:カラムを取り出す処理
FROM:どのデータテーブルから引っ張り出すのかを指定

以下の表を用いて説明すると、

SELECT
 カラム名(列)
FROM
 テーブル名

SELECTで、「名前」カラムを指定して、FROMで「1年1組基本情報」テーブルを指定することによって、
「1年1組の生徒名一覧」を抜き出すことができる。
SELECT文は、複数指定することもできるのが特徴だ。
ではここからは、練習問題を用いて説明していく。

SELECT FROM文の練習問題

今回は、「単一カラムを抜き出す問題」と「複数カラムを抜き出す」
2つの例題を説明しよう。

練習問題1 : 「1年1組基本情報テーブルから、年齢一覧を抽出しなさい」

回答は以下である。

SELECT
 年齢
FROM
 1年1組基本情報 ;

SELECTで抜き出すカラム(列)を決め、FROMで抜き出し元テーブルを指定することで、処理を行うことができる。
またクエリー(文章)の最後にセミコロン「;」を入れているが、用いるサービスによって不必要なものもあるので、ぜひ皆さまの所属する企業に合わせてもらいたい。

練習問題2 : 「1年1組基本情報テーブルから、id・名前・年齢一覧を抽出しなさい」

次は、複数カラムを抜き出す処理。
回答は以下である。

SELECT
 
id,
 名前,
 年齢,
FROM
 1年1組基本情報 ; 

カラムとカラムの間にカンマ「,」を入れることで、複数カラムを指定することができる。

SELECT FROM文でよくあるエラーと解消法

では、SELECT FROM文でよく起こるエラーと、その解消法を解説していく。

「,」や、「;」を入れ忘れるケース

複数カラムを指定する場合のカンマ「,」忘れるケース、またセミコロン「;」を入れ忘れるケースは熟練のSQLアナリストも犯すケースなので、冷静に対応してもらいたい。


大文字のスペース「 」を入れているケース

SELECT
 
id,
 名前,
 年齢,
FROM
 1年1組基本情報 ; 

この文章は、読者に見やすくするために大文字のスペース「 」を入れているが、SQLでは大文字も文字として認識されてしまうために、エラーが出てしまう。
このエラーは、タブスペースや、半角スペースを用いることでエラーを解消することができる。

FROMで指定するテーブル名やカラム名を間違えているケース

テーブル名や、カラム名を間違えている場合、構文があっていてもエラーが出てしまうもだ。
以下のテーブルだと、「1年1組基本情報」と指定、そして抜き出したいカラムを正確に打ち込む必要がある。

豆知識

SELECT FROM文でよく使う豆知識を紹介しよう。

アスタリスク「*」を用いると、全カラムを抜き出せる

SELECT
 *
FROM
 1年1組基本情報 ; 

と記入することで、「1年1組基本情報」テーブルの全カラム全レコードを抜き出すことができる。

最後に自己紹介

はじめまして、ニューズピックス(https://newspicks.com/)でマーケターをしている平野佑樹です。
普段は、JobPicksというジョブ型キャリアを支援するWebサービス(https://job.newspicks.com/)を運営しており、

  • SQLやGoogle Analyticsを用いた分析

  • TwitterをはじめとしたSNS運用(ショート動画にも挑戦予定)

  • メールマガジン運用

  • Google Optimizeなどを用いたA/Bテスト

  • Search Consoleを用いてコンテンツSEOや開発に関わるSEO施策

など、幅広く業務を担当しています。
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