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プロダクトデザイン知見まとめ

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プロダクトデザイン・UI/UX・UXライティングなどの知見をまとめていくマガジンです!noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio… もっと読む
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#UX

ファイルが重くなりがちな長期プロジェクトでのFigmaファイル管理

Japan Digital Designの久行です。三菱UFJフィナンシャル・グループの戦略子会社であるJapan Digital Design(以下JDD)でExperience Design Div.(以下XDD)に所属し、体験設計やUI・ビジュアルデザインのリードを担当しています。 この記事では、XDDが取り組むプロジェクトの中で発生した困りごとを基に取り組んだFigmaファイル管理の改善活動についてご紹介します。 デジタルプロダクト開発でお馴染みのデザインツールであ

AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

今回のテーマは、「どのようにブランドを守りながら、UXライティングでAIを活用しているのか。」というところです。 note社では、社内のさまざまな領域でAIを活用しています。 これらAIを活用していますが、AIで全自動で作成してはおらず人とAIが協業しながらやっています。 色々この辺り試している中で、個人的に考えているAIとうまく協力するポイントである「できることを分類しておく」ということと「ブランドを守る」の2点について今回はまとめたいと思います。 1 分類して使い

鮮魚バイヤー向けおすすめ提案のアプリデザイン

こんにちは!株式会社ウーオでUI/UXデザイナーをしている久保坂(@misaaa09)です。 先日水産流通マーケットプレイス「UUUO」でユーザーに合った商品提案を行う「オススメ提案機能」をリリースしました。 約6ヶ月で構想からリリースまでを行い、その中で様々のメンバーを巻き込みながら進めたプロジェクトでした。 今日は具体的な開発フローの紹介とともに、周囲を巻き込みながらデザインしていくうえで工夫しているポイントをお伝えしたいと思います。 💬開発の背景始まりは主要機能の

新規事業に好循環をもたらす“UX”とは?

今や新規事業立ち上げで成功を収めるには、ユーザー中心のアプローチを取り入れた事業検証が不可欠になっています。 そんな新規事業立ち上げにおける体験設計・UXデザインは、単なる顧客視点の理想を実現する方法論的なアプローチではなく、事業検証をしていく上で直面するあらゆる課題を解決し、ビジネスとしての成功と顧客の成功の両立を叶える鍵になり得るものだと私は考えます。 本記事では、顧客の行動や要望の裏にある背景に着目することでよくある事業検証の落とし穴を避ける方法や、UX的な観点を取

知識0から、ちょっとUIデザインに詳しくなるnote

月イチで大阪京橋のQUINTBRIDGEという施設で無料のデザイン勉強会「モグモグデザイン」という取り組みをしているのですが、その勉強会で話した内容をChatGPTを駆使してnoteにも展開しています。全8回の第6回目です。 前回は、「UIデザインってそもそも何なの?」という概論的な説明と、UIデザイン未導入の組織の中でみんなでデザインを始めてみるための施策(プロトタイピングとユーザビリティ評価)を話しました。 今回はサービス、プロダクト開発において、デザイナーではない人

【海外記事】2024年版 UX/UIデザイントレンド2

本日もこちらの記事を読んでみます。なお、画像なども以下から引用しています。 前回はBentoデザインや、ついに来年きそうなAR/VRの話題が取り上げられていました。 今回はまた別のトピックが取り上げられていますので見ていきたいと思います。長い上に地味に英文が難しく読解に時間がかかってしまいますが、頑張って読み進めます。 本日もよろしくお願いいたします。 誰でもアニメが作れる!新しいトレンドはたいてい新しい技術がより広く利用できるようになった時点で生まれます。 これはL

BtoBプロダクトをシンプルに保つ「名前をつけない」UXライティング

こんにちは、ログラスでデザインマネージャーをしている高瀬です。 この記事では、名前をつけないUXライティングのアプローチについて考察し、なぜ名前をつけない決断が必要なのかを記載していきたいと思います。 プロダクトが複雑になる問題昨今のデジタルプロダクトは時間の経過とともに成長していき、どんどん便利な機能がリリースされていきます。はじめはシンプルで使いやすかったけど気がつけば複雑になっていき「使いにくい…」となることも珍しくありません。 私が所属しているログラスは「BtoB

身の回りのやさしいUXライティング

こんにちは、デザイン戦略部のisoです。 今回は身の回りのWeb・アプリのサービスから、やさしさが感じられるUXライティングに注目し、サービスにもたらす効果をまとめてみました。 UXライティングとは、ユーザーがサービスを操作する際に、より良い体験ができるように、言葉でサポートする技術です。 見出しや本文だけでなく、ボタンやフォーム、エラーメッセージなど、ユーザーが目にするテキスト全体が対象です。 前回の記事では、UXライティングを使ったサービスの改善例について解説していま

【キャリアのお話】広告LPを作ってきた私がUI/UXデザイナーへ転身して気づいたこと

こんにちは! イルグルムのUXデザイン室でUI/UXデザイナーをやっている松尾です。 今回は広告デザインを中心にやってきた私がUI/UXデザイナーに転身して感じたことや気づいたことを発信していきたいと思います。 それでは、よろしくお願いします! 私について株式会社イルグルムにUI/UXデザイナーとして入社し、約半年が経ちました。 私は現在、広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」を中心に、UI設計、ユーザビリティテスト、ユーザーインタビューなどを通してUX上の課題解決

モーダルで悩むのは「もうだるい」ので整理した

はじめにモーダルって言葉はよく聞くけど、なんかわかっているようでわかってない、、 というデザイナーの方は多いのではないでしょうか? そんなモーダルについて悩むのは、「もうだるい」ということで、整理してみました。 今回は、モーダルとは何か、モーダルの制御レベルの違いとそれぞれの用途や目的、使い分けのポイントについて解説します。 それぞれの使い分けがチーム全体で意識できると、よりユーザーにとって負荷の少ない体験が設計できるようになると思うので、ぜひ読んでみてください。

人を配慮するデザイン

IBM UX Communityを愛してくださる読者の皆様! こんにちは。 IBMのUXデザイナー、ヒョンミンです。 最近「デザイン倫理」という言葉に深く興味を持ち、IBM UX DAY!で「デザイン倫理」について発表し、深める時間を持ちました。その一部の内容をご紹介したいと思います。 UXをやって行く者としてユーザー体験をいかに良くするのかを常に考えていますが、倫理的な観点から見た時どうなのか?についてはUXほど深く考えたことがあまりないと思ったので、非常に重要な時間

ルナルナもイルミネートもペアケアも続かなかった私が、Appleの「周期記録」を毎日使うようになったのはなぜか?分析してみた

女性に頻繁に訪れる生理。その記録や管理ってどうしてますか?めんどくさくないですか? 私は数年前、ルナルナというサービスを知ってから記録をつけようと試みたものの、気づいたら忘れ、思い出した時に記録、といったことが頻発して数ヶ月おきに飛び飛びで記録していました。 そしてお知らせか何かで「生理周期が乱れてます」と言われ、「記録するの忘れただけなんじゃ!!!」と心のなかでツッコミ、意味ないから使うのやーめた、という経緯があります。 そして数年後、イルミネート、ペアケアという類似サ