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【読書】「文にあたる」牟田 都子(著)

本が出版される前に文字の誤りや書かれている内容を精査する、「校正」という仕事。

一つの誤植を見落としただけで「失敗」とされるこの世界。本書に綴られた思いのたけからは、仕事にあたる著者のひたむきな姿勢とミスが許されないという緊張がひしひしと伝わってくる。

一冊の本ができあがるまでの苦悩が滲むあまり、読んでいて背筋が伸びるようだった。プロの仕事とはこういうものと教わった気がする。

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