「私とは何か さて死んだのは誰か 池田晶子」を読んで
私とは何か。
ほとんどの人は、自分のことを肉体であると考える。
しかし、それは本当だろうか。
なぜなら、肉体が自分だとわかるためには、それよりも先に自分が自分であるとわかっていなければならないからだ。
このように考えていくと、毎回それ以上の言葉が続かなくなる。
これは、本当に大変な問いなのである。
池田さんの言葉を読んでいると、自分がいかに色々なことを思い込んで生きているのかということを深く考えさせられる。つまり、「わからない」という感覚と出会う。
だが、わからないということは、決して答えではない。
わからないことをどこまでも考えていく。
そういう姿勢で、残りの人生を生き抜いてみたいと思う。
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