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【読書】「花と草の物語手帳」稲垣 栄洋(著)

季節の移ろいを感じさせる草花たち。古来より、人は植物にさまざまな物語を投影してきた。

それはつまり、生命に言葉を与えるということ。昔の人は、言葉を通して生命により深い意味を与え、その存在を心から慈しもうとしていたのではないか。

植物は、目で楽しむだけのものではない。わたしたちがその存在を全身で受け止めたとき、そのときにはじめて昔の人と同じ味わいが感じられる。


そういえば大学生の頃、急に花屋でアルバイトをしてみたくなったことがあった。50件ほどのリストを集め、片っ端から電話で問い合わせたのだが、無惨にも全滅した。

正直30件あたりから「無理だな」とは感じていたが、今更強がっても仕方ない。が、チャンスがあるなら、いつか働いてみたい気持ちは今でもある。

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