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【読書】「種まく人」若松 英輔(著)

若松さんの言葉は読者の心に火を灯していく。それは若松さんの言葉が火を起こす起因になるのではなく、すでに灯された火を読者と分かち合ういとなみのようである。

語られる言葉の奥には、その人の持つ豊かな経験や言葉にならない心情が内包されている。果たしてそれを今まで感じたことはあっただろうか。あるいは、感じようと試みたことはあったか。

人が語る言葉だけでなく、語られていないものを読み解くちからを養いたいと思った。

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