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【読書】「ひとりだと感じたとき あなたは 探していた 言葉に出会う」若松 英輔(著)

言葉をめぐる、若松さんのエッセイ集。

孤立でなく、疎外でもない。人が真の意味で「ひとり」でいるとき、それまで見過ごしてきたさまざまなものに出会い直す。そのときにふと、言い争っていた相手の気持ちが沁みるように分かりはじめる。

いまは、ひとりで過ごすのが苦手な人も多いのではないだろうか。パソコンやスマートフォンを開けば、瞬時に誰かとつながれる。便利である一方、わたしたちは「ひとり」の時間を簡単に手放しているのだともいえる。

孤立を避けるあまり、こころはどんどん寂しくなる。
「ひとり」でいることを避けていては、本当の意味で他者と交わることなどできないのかもしれない。

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