![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126815792/rectangle_large_type_2_023b9651bf539a5339492841dc2b1e24.jpg?width=1200)
【読書】「ひとりだと感じたとき あなたは 探していた 言葉に出会う」若松 英輔(著)
言葉をめぐる、若松さんのエッセイ集。
孤立でなく、疎外でもない。人が真の意味で「ひとり」でいるとき、それまで見過ごしてきたさまざまなものに出会い直す。そのときにふと、言い争っていた相手の気持ちが沁みるように分かりはじめる。
いまは、ひとりで過ごすのが苦手な人も多いのではないだろうか。パソコンやスマートフォンを開けば、瞬時に誰かとつながれる。便利である一方、わたしたちは「ひとり」の時間を簡単に手放しているのだともいえる。
孤立を避けるあまり、こころはどんどん寂しくなる。
「ひとり」でいることを避けていては、本当の意味で他者と交わることなどできないのかもしれない。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?