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【読書】「考える技術・書く技術」バーバラ・ミント(著)

文章は、書きたいように書けば相手に伝わるというものではない。どこまでも読み手目線を忘れてはいけない。よく耳にする話だが、それがなかなか難しいのである。

しかしもし自分が本書の内容を知らずに、または実行できずにいるのだとしたら、自分の文章力はすぐにでも伸びる。そのような可能性に期待しながら、この分厚い本を読み始めることにした。

本書では、文章の設計図の書き方を教える。もちろん読み手にメッセージを分かりやすく伝えるためのものだ。設計図が曖昧だと論理展開に無理が出たり、文章に過不足が生じる。すると途端に分かりにくい文章ができあがるのだが、そうなるともう相手から読まれない。せっかくかけた時間と労力が無駄になり、書くたびに虚しくなるのはできる限り避けたいものだ。

本書の内容は、決してやさしくはない。だがしっかりと押さえれば、伝える力は格段に上がるだろう。

何度か再読したのだが、どうしても分かりにくい箇所がいくつかあった。今後は入門編も読んでみて、不足情報を補完していきたいと思う。

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