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人はなぜ仕事でモヤモヤするのか?(どうすればイキイキ働けるか?)

初めての投稿なのでだいぶふんわりとした(壮大な?)テーマですが、書き始める前に私が何者なのかにも少し触れさせてください。

自己紹介

38歳、2児の父、テニス歴33年
2002年:東京大学経済学部入学
2005年:国家公務員Ⅰ種試験を受けるも面接で落ちる
2006年:再度就活し、NTTデータから内定をもらう。並行して自分を見つめ直すためにITベンチャーで長期インターンを始めたところベンチャーの世界に魅了され、大企業かベンチャーか決められないループにはまる。結局結論が出せず消去法的に大企業へ。(大企業に入るなら新卒しかないという強迫観念に負ける)
2007年~2014年:NTTデータでSE→人事(採用担当)→SE
2014年~2016年:社員約100名のベンチャー色が強いコンサル会社で人事
2017年~2021年:設立半年のベンチャー色たっぷりの電通デジタルに入社したが、4年間で社員が600人から2000人に激増し、急激に大企業化する様を目に焼き付ける
2021年~現在:エスキュービズムとコマーステクノロジーというSIerで人事責任者
といった感じです。

官僚になれず→ベンチャーの世界を知る(入社せず)→大企業→ベンチャー→ベンチャーのつもりが大企業に→ベンチャーとそれなりに色々な世界を見てきましたし、社会人を15年経験する中で自分の価値観や立脚したい世界観がハッキリしてきましたので、それをお伝えすることで少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

なぜ人は仕事や環境に不満を抱き(モヤモヤし)、変えようとするのか

さて本題です。
私は転職を3回経験し様々な企業やそこに属する人々と接してきましたが、改めて考えるとなぜ人は仕事や職場に不満を感じることが多く、より良い環境を求めて異動や転職を志すのかとても不思議に感じるようになりました。

なぜなら、社会に出るまでは(海外の事情は分かりませんが日本では)自分が属するメインコミュニティを自己都合で変えることがほぼない(できない)からです。
家族の転勤等による転校はよくありますが(私も2回転校しました)、環境になじめない、より良い環境に踏み出したい等の理由による転校は非常に少ない印象です。

※メインコミュニティとは小、中、高、大学など、そのコミュニティでの生活が自身の時間の大半を占める場のイメージ

なぜ学生がコミュニティを変えないかというと、恐らく
1)一度属したコミュニティには最後までいるのが当たり前という固定観念
2)コミュニティを変えることの面倒さ
3)新コミュニティが現コミュニティよりベターとは限らないことへの不安
4)同世代の集まりなので価値観や好みが合いやすいし、そもそも合う人とだけ付き合っていれば問題ない
5)与えられる、教えられるという受身のスタンスが基本の環境のため、主体性が育まれにくい
などが要因であると考えています。

では社会人の場合はどうでしょうか。
上記1)~3)は概ね当てはまるように思います。
1)は当てはまらない人も一定いますが、転職が頭の片隅にも思い浮かばない人が想像以上に多い印象です。
2)は手続き面に加え、退職交渉の中で慰留を固辞する心理的負荷が結構高いです。(私も毎回ここが一番気が重い)
3)は未知への不安なので、いつ誰にでも起こりうる事象です。

一方、4)と5)は社会人の場合かなり様相が異なるため、この部分が学生との違いだと思われます。
4)は若手だと自分の親より年上の人と接して信頼を勝ち取る必要がありますし、上司や先輩を原則選べないので価値観が合わなくてもどうにか付き合って行かなければなりません。(いわゆる上司ガチャ)
5)は「やりたいことや大事にしたいことを自分で決める」難しさに就活時にぶつかる方も多いと思いますが、何とか捻り出して「これがやりたい!」と決めても実際入社したらやることが全然違っていたり、お金が大事と思って入社しても初任給以降はほぼ昇給しない等のケースも多々あるようです。

ということで、環境を自分の意思で変えることがほぼない学生と、環境を変えるようになる社会人という対比から導いた社会人が環境を変える理由は
・人間関係に違和感や不満を感じる(評価なども含む)
・やりたいことや大事にしたいこと(お金、ワークライフバランス等)が満たされない

の大きく2つに集約して良いと考えます。

逆に言うと、
・人間関係
・やりたいことや大事にしたいこと(お金、ワークライフバランス等)
が満たされれば人はイキイキ働ける可能性が高いと言えると思っています。

ということで、皆さん人間関係の志向性ややりたいこと、大事にしたいことを明確にしてイキイキと働きましょう!
が結論なのですが、自分の人間関係の志向性ややりたいこと、大事にしたいことが分かりません、見つかりません、というお声も聞こえてくる気がしていますので、その辺りの見つけ方などは次回お伝えできたらと思っています。

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