ちょっと高めのカレーを本当に楽しむコツ
いいカレーを楽しみたいならこうした方が必ず楽しめるよというお話。
本日のメニュー
コクとろ極みカレー、ミートボール、ウスターソース、お新香(黄色)。
たまたま少し手の込んだカレーがあったので選んでみました。しかしなぜか、思ったほどおいしく食べることができませんでした。
今日は気づきが多いお昼になってしまったので、「ちょっとよい(高めともいう)カレーを食べるときに外れなくおいしく食べるコツ」にフォーカスして書き残します。
名前から想像する味覚
コクとろ極みカレー。名前からして全部入りやで!みたいな印象。
何を中心にアピールしたいのかわからない、とにかくあれもこれもアピールしておけばおいしくて売れるんじゃないか?と見え見えの販売戦略に感じました。
単品だけ見ればその通り美味しいです。果物が使われてよく煮込まれてコクがあり、ほろっとする牛肉も入っていてうま味も多い。これだけ聞いたら十分じゃん!と感じますが、実は本当に美味しく食べるには条件を揃えないとダメだったんです。
コクがあることの弊害
普通にカレーを食べるとき、今日はお腹減ってるからご飯多めにして他のおかずも選んでご飯と一緒に食べて満足度を高めよう、というケースもあると思います。普通のカレーならこれは成り立つのですが、手の込んだカレーではこれは逆効果になります。
その理由は、コクがあることでご飯に合わなくなるから。
ご飯に合わなくなるので、ご飯の量を調節する必要がありました。ルーの量より少し少な目。場合によってはルーの三分の一程度。かなり少ないでしょう?
手の込んだカレーを普通のご飯の量で食べると、物足りなく感じます。なぜか。
味覚の減衰が早い
カレーってスパイスの辛さもそうですが、味覚が長く続くことが多いですね。だからカレー単品でも美味しいし、口内リセットにサラダやラッキョウなどがあってよい。
でもね、手の込んだカレーの場合は口内に入れて「あぁ美味しいな~」と感じてもすぐにその味覚は減衰するんです。ご飯と一緒に食べた時のカレーの味はすぐ減衰するのに、ご飯の甘味は残り続ける。だからカレーの味覚が早くなくなってしまう。
さらにそれに輪をかけて具の牛肉。それもほろほろする繊維質の肉。やわらかいんですよ、手が込んだカレーなので。やわらかいんですけど、美味しいんですけど、コイツが原因で口内でカレーの味覚の継続を瞬時に邪魔して我が味(肉の味)しかさせなくしてしまうんです。
牛肉なんぞカレーに入ってたら喜ぶモノのはずなのに、いざ食べてみたらカレーの味を食ってしまう(笑)。なんというやつだ。カレーの味が牛肉に負けないようにするには別の工夫がいるんでしょう。
味覚の寿命が短いときの対処法
美味しいんだけど味覚の寿命が短い場合、今回のカレーの場合では特に一緒に食べるご飯の量を調節することがとても大切でした。つまり欲張ってご飯多めにしてルーをおかずに腹いっぱい食べようなどと考えると、せっかくの手の込んだカレーを本当に楽しめなくなるようです。
カレーのグレードに合わせて、ご飯の量は調節しましょう。
そして手の込んだカレーを食べるときは、サイドメニューは極力必要ないです。カレー単体だけを味わう気持ちで臨む方が、美味しくいただけます。
ちなみに今回も邪(よこしま)な気持ちで(笑)ウスターくん、お新香くんにも参戦願いましたが、見事に失敗でした。そしてヘルパー役のミートボールくんも不要でした。
手の込んだカレーを食べるときは、カレー主体でご飯は超脇役、助演メニューは不要、でいきましょう。絶対このやり方の方が楽しめるかと思います。
さぁ、あしたは何を試そうか。
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