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間違った正義感などない

あえて刺激的なタイトルにしました。


書きたくなった理由

👇の記事を見たからです。

👆から一部を引用。

三浦氏は「水原一平さんのギャンブルの件で、結果的に一番迷惑を被った大谷翔平さんを、根拠もなく疑ってあれこれ放言しては“外れた!”と慌てて弁解する人々。実はそういう人こそギャンブルにハマりやすい人間の特性を兼ね備えています」と、独自の視点でこの問題について私見。

 「人は未知の危険が怖いから、一歩先の未来を常に知りたがる生き物。ギャンブルはその人間の欲望を刺激します」とギャンブルの本質を指摘し、「世の中には根拠のない憶測がしじゅう飛び交いますが、待てばわかることを拙速に疑ったり中傷したりするのは、これまた一歩先の未来を知りたがる人間のさがゆえ。当たったら喜び、外れたら罪悪感から慌てて知らんぷりをしたり、弁解する。正直、その人が外したか当てたかはどうでもいいことですが、本人は気になって仕方がないのですね。これがギャンブル」と、周囲の声も“ギャンブル”という。「他の人間の人生がかかっている問題で、勝手にギャンブルしている人たち。これが大谷翔平さんと水原一平さんをめぐる騒ぎの本質です」と呼びかけた。

三浦瑠麗氏「大谷翔平・水原一平をめぐる騒ぎの本質」を説明

この記事がずっと脳内にためていたことをアウトプットさせてくれました。

三浦瑠麗氏はこんな方👇

間違った正義という認識

三浦氏の発言についてのネット上のコメントで、以下の内容にひっかかりました。

「短絡的な間違った自分だけの正義感を振りかざすのが正しいと思っている人達」

三浦氏の発言に対するコメントの一部

これは大谷翔平・水原一平問題で「根拠もなく疑ってあれこれ放言しては“外れた!”と慌てて弁解する人々」のことを言いかえた表現だと捉えました。その上でこれは明らかに間違いであると違和感を感じました。

間違った自分だけの正義感、この部分に強烈に違和感があります。

ここで言う「正義」って何を指してるんでしょうかね。

正義に「正解」も「間違い」もない

子供のころによく見ていた漫画やテレビにはヒーローがいました。そしてヒーローには相対する悪役が必ず存在しました。ここではヒーローが掲げる思想が「正義」でした。

「正義は悪をやっつける」。逆を言えば「悪は正義にやっつけられる」。

悪は悪として書かれた物語に子供の私は洗脳されて「かっこいい~」「ヒーローみたいになりたい」「ヒーローにならなきゃ」「悪をこらしめなきゃ」となってました。みなさんの多くもそうなってたと思います。

やがて正義と悪がなんであるか?を知り得るようになったとき、子供のころの正義・悪はなんだったんだろうか?という思いに駆られました。勘の良い方はもうお分かりかと思いますが、

正義・悪の本質は、個人の立場から見た良悪についてのただの思想 なんですね。

マイケルサンデル氏の これから正義の話をしよう の本もとても興味深いことばかり書いてます。

個を知らずして正義を語るなかれ

自分が掲げている正義も他人から見れば悪となり、他人の正義も自分から見れば悪と化する。

正義・悪は個人の立場上の思想でしかない。つまりその発言者個人を知らずして正義を語るべきではないと強く思うわけです。異論があるならばぜひ聞いてみたい。

じゃぁ世間で語られている正義ってなんでしょうか。

それは発信者が持っている主観を大衆に浸透できるように迎合したもの?
ウケを狙って響きのいい言葉を紡ぎ出して編んだもの?
哲学的な定義が難しい「正義」という言葉を流用して私腹をこやすもの?

おそらく誰も答えられないですね。

いっぱいの正義に埋もれて

こう考えると正義は人の数だけ存在する。もちろん悪も人の数だけ。そんないっぱいの正義・悪の中に自分がぽつんと置かれた状態は、多くの人にとってはしんどいです(自分も含めて)。

長いものには巻かれろ的な考えで身を任せるのもいいと思いますが、ここぞとフラグが自分の頭にたったならば、その時点で自分の中の正義・悪について整理してみることは、いっぱいの正義に埋もれた自分を浮かび上がらせてくれる気がします。

哲学に興味が深々とあるわけではないけれど、普遍的なテーマである「正義」と言う言葉について考えることは、知れば知るほど味わえる、そして味わった結果、自分の中身が豊かになっていける手段の一つではないかなと思いました。

も一度読み直してみようか、正義の話をしよう を。

あ、おまけで面白いものを見つけたので貼っておきます。
こちらもとても興味深いのでお口直しにどうぞ。

正義の味方・悪の組織の分類コメントがとてもよくできていて面白いです。

#毎日note #正義 #悪 #ヒーロー #ギャンブル #大谷翔平 #水原一平 #ニュース #三浦瑠麗

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