捨てるという小さな修行
自分を変える一番効果的な日常の修行についてのお話。
みなさんの生活。楽しいですか?^^
生きていくことで精いっぱいで
楽しいとか思う前に過ぎてしまうんだよ!
って声も多いかと思いますが。
誰しもどうせ生きるならば
楽しく行きたいものだということは
考えていることと思います。
そんな中でモノをたくさん抱えてしまうと
生きづらくなってしまうのも本当。
だから断捨離や、捨てる技術!などの情報が
世間に出回ってくる。そしてその通りに実践し
心が軽くなった気がしてまた生活を頑張る。
でもまた知らぬ間にモノが増えていって~
また断捨離して~って
繰り返しますね~人間って(笑)。
*
あるお坊さんのお話の中で
面白いことを聞きました。
お坊さんが修行に入るときに一番大切なこと
それは「捨てる」ことだそうです。
何をかって?
今までの自分に関わったものすべてをです。
んなことできねーよ!!!って思いますね^^;
まぁもう少し聞いてください。
今ここに存在している自分の
心、身体、思考はすべて
今までの習慣によって成り立っている。
つまり今までの習慣の集大成が自分を作っている。
そんな自分を作っている習慣を引きずったまま
大きな変革(=修行の目的のひとつ)を自分に
起こすことはできない。
だから修行に入るということは
習慣(俗世)を捨てるということだそうです
一般のひとがいきなり出家する!とか言えば
「どうした!気でも狂ったか?」と
問いただされるでしょう(笑)。
しかしいきなり出家などしなくても
捨てるという小さな修行はできるのですね。
*
毎日ひとつ。
自分に関わったモノを捨てる。
ただそれを続ける。
さぁ出ました、ここで続けることが(笑)。
でも今までの習慣を捨てることなく
小さな修行で自分への変革をもたらす。
そう考えればたやすい行為かと思います。
あ、捨てるモノに悩みまくりならば
それは今までの習慣がモノ依存である証拠。
少し自分と向き合って
何が不要なのかを選んでみてください。
ひとつのモノを捨てることができれば
あれも、これもってなると思います。
大切なモノを捨てろって言ってるのでは
ありません。そこのところ誤解なきように。
ただ己に向き合って
これは未来の自分にとって必要か?を
真面目に問うてみれば
本当に必要なものって意外と少ないことに
気がつくでしょう。
断捨離などという言葉は使いません。
ただ毎日ひとつ、捨てるだけ。
ごみでもよいのです(笑)
*
毎日の収穫を刈り取るのと同時に
その日の不要になったものは
踏ん切りをつけて捨てましょう。
そしてフラットな自分を保てれば
時間が自分を生まれ変わらせてくれる。
ちょうど鰻のかば焼きの秘伝のタレが
継ぎ足し継ぎ足して入れ替わるように。
もし少しでも自己変革を望むならば
これはとても有効で簡単にできる策です。
あ、人のモノは勝手に捨てたらダメですよ
(っていってる間にオイ、誰だ!昔の
王冠コレクションの袋捨てたやつは!)