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不可解な男性との濃密な7日間。

最近エネルギーを物凄く消耗する出来事があった。

つい1週間前だ。
ある男性と知り合ったのだが
まあ想像の斜め行く不可解で興味深い人間だったので
ぜひ記事でシェアさせていただこうと思う。

いつか誰かの恋愛に役に立てば幸いなのだが…


彼とはマッチングアプリで知り合った。

某大国の島国出身で英語もペラペラ
幼い頃から諸事情で日本とも行き来していた事もあり
日本語も堪能だった。

すぐに彼からアクションがあり
アプリからLINEへと移行
さらにそこから電話で話すという流れになった。

正直私自身
こんなに気を使わずなんでも話せる人が久々で
初日なのに気づいたら4時間近く長電話していた。
電話自体もともと好きではないのだが
彼とは話題がとにかく尽きなかった。

身内と話しているような心地よさと懐かしさが頗る気持ちよく
話題においても
何気ない日常の事からセンシティブな内容まで
気兼ねなくシェア出来たことがより私はプラスに働いていた。

それは相手も同じだったようで

「本当に話してて楽」

そう言ってくれた。

彼自身、日本人とお付き合いまで至ったことがなく
付き合う人は皆英語圏の白人ばかりだったらしい。
とは言え、私はその辺を気にしたことはなく
とにかくフィーリングと居心地の良さを何より重視するので
彼と話しているのが純粋に楽しかった。

長電話はそれから毎日のように続き
本当にいろんな話題を私が眠くなるまで延々と話した。


ただ話がディープな話題になっていく
もしくは恋愛の核心を突く話題になると彼はよく


【家族】や【結婚】

というかなり重みのある言葉を発するようになった。
嬉しくもあり若干の違和感を覚えたのを記憶している。

余談だが

【ツインレイ】


という言葉を聞いたことがあるだろうか?
スピリチュアル用語で

「前世で一つの魂が現世に転生する際、2つに分かれたものの片割れ」

という存在を指す言葉だ。
つまりは自分と同じ魂を持つもう一人ということなのだが
彼に関してはこれに近いものを感じた。
この時は、だが。

また彼が外国育ちという事も大きかった。

私のマイノリティの考え方や生き方を肯定してくれ
全てにおいて酷似している点が多かったのだ。

こんなに短期間で安心感と安堵感を感じた人も貴重だった。

だた先に話した「違和感」が徐々に大きくなるのも感じたのも否めない。

「Leonのことは家族だと思っている」
「Leonに何かあったら俺は全力で助ける」
「Leonにはずっと俺の傍にいて欲しい」

しまいには母国に連れて行きたいなど
このような事を毎晩毎晩話されるのだ。

私の心の中では嬉しさと不安と混乱がかなり渦巻いていた。
というのも

出逢って間もない期間にこのような重量のある話をする男性は
大半が同じように心変わりするスピードが速い
という確率が私の統計から導き出されていた。

会話の中で何度も告白されたが
その不安があった事もありその都度やんわり濁していた。

しかもこの時点でまだ実際に会っていなかったのだから尚更だ。笑

だが彼もそんな私の意見を覆すように
会ってないからこその嘘がない真剣さや
男たるもの二言は無いとでも言うべきか
兎に角交際や家族つまりは結婚ということに繋げたがった。

そんな私の不安と混乱からくる疑いが核心に変わったのは
会う前日のある出来事だ。


彼は私がやりとりに関して受け身でいると
よく心配し、どうして連絡してこないの?と軽く責め立てた。

しかしいざ私から同じようにその事を指摘すると

「俺のこと信じれないんだ」
「その程度で疑うならこの先やっていけるかな」

などと関係終結を匂わせてきた。

その時は彼の意見を真摯に受け止めていたが
後から考えてみたら逆にそんな事で?と言いたくなるほどキャパが狭い。
しかもこの時知ったがかなり理詰めするタイプで
私はかなり追い込まれ泣き出す始末だ。

しかし最終的には
お互い恋愛対象じゃなくてもずっとこの関係は変わらないし
これだけ気が許せる人はなかなか居ないのだから
大切にしよう!と約束し合った。

とまあ疑いはあったし大泣きはしたが
なんとか実際のデートまで辿りつき
ようやく対面することになった。

デート自体はとても自然体に楽しめたので
私は素の状態で安心しきっていたと思う。
電話と変わらず話していても楽しいし快適だった。

ここだけの話
セックスに関してもお互い了承をしていたが
結果的には未遂で終了。

私自身彼と対面しても受け入れる気持ちは変わらなかったし
むしろ彼が最後まで至らなかった事に
やはり恋愛ではない別のカテゴリにお互いなったのだろうと
それでも彼を受け入れてるつもりだった。


しかしここからが急展開なのだ。


デート後駅までの帰り道に今日の感想や
お互い対面してより話し合った信頼性に変わりはないよねと
再度確認し合った。

帰宅の報告の後も彼から電話が来た。

そこでもこの関係性はプラスだよねと
そういう話もし合った。


しかし本当に突然通話が切れた。

いつものようにWi-Fiの環境のせいかと思い
軽いメッセージを送ったあとに電話もした。

「あれ?」

という返信の後にLINEからアカウントが消えた。
嫌な予感が見事に的中してしまう。

翌朝
彼から電話番号を登録するように言われていたので
もう一方の携帯にメッセージを送ってみた。

すると昨日とは打って変わって
よそよそしい敬語でこのような返信が来た。



「こちららの携帯には連絡しないでください」
「やはり恋愛対象としては見れませんでした」
「別のお相手を探して頂いても構いません」


「さようなら」

あまりの別人具合に呆れて物が言えない。
しかし私も深追いしなかった。

「さようなら、ありがとう」

そう送って流れ作業のように
彼の連絡先や履歴全てを綺麗に消したのだ。


やはり私の経験からの確率と第6感の嫌な予感は
見事なまでに的中だった。

ここまでたった1週間の出来事なのだから更に笑えてくるし
この7日間は幻だったと私は思っている。笑


前置きが長くなったが
何が言いたいかというと

【結婚】や【子供】そして【家族】

というワードを出会って間もない時期や
付き合ってすぐに言ってくる男に


“まともな男は居ない”


これに尽きる。

こういう男性は言葉巧みに
しかもスピーディーに相手をお付き合いモードにしたがる。

毎日の電話や自分の家族や身内
さらに仕事やプライベートのことも惜しげもなく話してくる。
極めつきは弱音を吐いてぐっと心を近づけてようとするのだ。

勿論そこには好意がある事が前提だが
すぐに交際や結婚をチラつかせる男性は
同じように何か不都合があればすぐ逃げ出すのだから
本当に厄介である。

しかしこのように恋愛モードで固めて置けば
女性側を完全にコントロールできるし
少しでもマイナス面が見えれば

やっぱり

性格が合わなかった
価値観が合わなかったと

自分から約束しておきながら
簡単にその約束を破って逃げていく。

しかもだ

彼に限っては恋愛対象と見れなくても
この関係は変わらないと強く言ってたにも関わらず
やはり恋愛対象として見れないと逃げ出している。


支離滅裂でメンヘラを疑ったほどだ。笑


私はある程度の経験値があったので
傷口は最小限だったし
その日こそは複雑で悲しい気持ちもあったが

そんなやばい人間は切って正解!

と割り切れた。

しかし問題は
これから結婚適齢期を迎える多くの女性や
経験が浅い女性たちが
このような人に引っかからないかという点だ。


何度も言うが

うまく付き合えたとしても
こういうタイプは何か不都合があれば簡単に逃げるし
尚且つ理想を押し付けてくるので本当に厄介なのだ。


やはり例外を除いて、恋愛は段階が重要である。


長々と私の濃密で不可解な一週間の話をしてしまったが
どうか同じようなタイプの男性に会った際は

女性を惑わずキーワードに注意し
言葉と行動が支離滅裂になっていないか

この点を十分過ぎる程に気をつけて欲しい。



Leon

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