【短編小説】コメント欄
私の街にも孟冬が過ぎ玄冬が訪れ 白息が現れて冬の気配が現れはじめた 3回目のアラームで毎朝起きる 毎日起こしてくれる歌は私の居場所だった いつも見る窓からの景色は遠霞がぼんやりと覆っていた 少しだけ去年のことを思い出した
2018年の行く秋の頃 彼と出会って 初冬が訪れる頃にはもう…… 引き返せない関係にいた 彼と私の出会いのきっかけとなったバンドがEggsの年間ランキング5位になった年 バンドのギタボより3つ歳上の私のハイライトは私より3つ歳下の彼と出会ったことだった
YouTubeに新曲がアップロードされ 私の耳に曲が訪れるのと同時に彼の言葉に触れることを楽しみにしていた 2018年11月26日 苫小牧駅から徒歩9分 ライブハウス苫小牧ELLCUBE 上手側で聞き慣れた『最終駅』が流れてきたのと同時にコメント欄で見覚えのあるショルダーバッグが目に入った
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