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ぼっち在宅介護 納得!口腔ケアと嚥下リハはやっぱり最高!認知症予防してみません?

写真、失礼してスミマセン。
かつての父、虫歯治療中です。。。
お食事中の方、認知症予防に興味のない方、ぜひ、このままクローズしてください。


さて、今日は、もう投稿しないつもりでいましたが、鉄は熱いうちに打て!!!ではないですが、記憶の鮮明なうちにご紹介しておきたく、またスマホを手に取りました。


少し前、下の記事を書きました。
飲み物を咽せにくく飲む方法についてです。

ぼっち在宅介護 オススメ飲み物咽せ予防|Drop in #note


で、結構な確率で、咽せない、咽せ出したのを止められたりするので、嬉しくなって、口腔ケアの歯科衛生士さんにお伝えしたところ…

「すごい👍」

と言っていただき、ただ、「よかったね」と言う意味で聞いていたのですが、実は本当に理にかなった策だったようで驚きました!

これは、たくさんの人にシェアしたい、高齢者になる前の人にも知っていただきたい!と思ったのです。



父は、食事を薬といい、絶対食べたい人です。
お菓子やスイーツより、ご飯「飯」と言います。

不調になると、口の周りの筋肉がこわばり余計に動きが悪くなり、嚥下(飲み込み)が下手になり、咽せて吹き出します。

咽せて吹き出すというのは、食道ではなく気道に食べる物、飲み物が入っていく症状です。
入って咽せて吐き出せれば、それは良しです。
が、吐き出せないでいると誤嚥というそうで、咳をしなくなると気道の中にばい菌が入ったりして、誤嚥性肺炎となったりするそうです。


さて、私が思いついた!と思い込んでいた方法についてです。

『飴をなめるように、平たくゆっくり、舌を上顎に押し当ててのみこむ』

この舌を上顎に押し当てるというのは、飲み物を完全に食道だけに送るようにする口の最後の動きなんだそうです。


で、それが、だんだん出来なくなっていくことで、咽せたりしはじめていくんだそうです。


出来なくなると言うのは、舌の筋力が落ちてきて、上顎にピタっと当てられなくなってくると言うものだそうです。


うちの父は、咀嚼ができなくなって食事がとれなくなってすぐに、嚥下のリハビリをはじめていただきました。
それは、たまたま看護師さんが嚥下のリハビリの訪問サービスがあったのを教えてくださったからです。

下顎がしまらない中、「飯、飯」といい、「食べたいんだね、Fさん」と皆さんが理解してくださったからでした。
口腔ケアの歯科医もきてくださり「Fさん、食べたいなら、入れ歯に上顎を盛る加工をしてみますか?」と言われて、なんのこっちゃか父も私もわかりませんでしたが、「先生の言う通りにする」と、父が決めました。

それが写真のものです。

厚みマシマシ
結構、型取りが苦しく不安になるそう…

まだ、この辺りの父の認知力判断力はなかなかだったんでしょう。高齢者が嫌がる口内の型取りにも耐え、厚みのある入れ歯加工を済ませることができました。


次に、毎週の口腔ケアです。体調が悪い時は、口の中を拭ったり、入れ歯を洗う程度しかできませんが、毎週来ていただいています。

その際に、舌のトレーニングをしてくださいます。力を抜いて、前へ引っ張っていただき、左右に引っ張っていただき、伸展(ストレッチ)としなやかさ、筋力の維持をしていただいています。

これも最初は力を抜けず下手くそでした…



これがなかなか人によっては好まない方がいて、高齢化や体調悪化をするとだんだん筋力がなくなり、固く三角な舌になってしまうそうです。すると、上顎に舌がビタっとつかなくなるので、咽せがはじまってしまうらしいのです。


な〜!

じゃ、うちの父は、たまたま上顎を厚くしてもらえていて、舌に筋力があり、「飴ちゃんを舐めるように」と言うイメージを理解できる条件が揃っていたから、咽せが減ったと言うことか!


それを歯科衛生士さんにお伝えすると

「そう言うことなんです。理屈がそうでもそのようにできる人、条件が揃う人はすくないんです…」

「えー!でも、早いうちからそれを知っていて、入れ歯加工や舌の筋トレとか飴を舐めるイメージの学習とかしていたら、最後まで自分で食べられる可能性が高まるんじゃないんですか?もっと広めてほしい!」

「そうなんです。でもあまり伝わらないんです…」

「え〜!!!もったいないじゃないですか!」


これもまた、歯科のジレンマだそうです。
歯科は、介護保険の対象に入っていません。
だから、なんとなーく、医療の分野で後手のイメージになってしまいがちです。
高齢者は特に、予算の厳しい場合もあり、なかなかしっかりしたケアに結びつかないそうです。

むむむ…


口腔ケアは、認知症予防になるかもって話を皆さんは聞きませんか?

私は、目の前で、父と母を見てきて、介護申請前に歯科にかかった時、それが二人の分岐点と感じています。

歯医者嫌いな父でしたが、歯科に通い出して、歯の痛みが減り、入れ歯を作り直して、ご飯を食べる気力を持ち直しました。
(それまでは激痩せしていて、体は1/2くらいの幅でやつれていました。)
すると、歯茎が元気になっていき、先生の言うことがなんとなく理解できるようになり、歯磨きや入れ歯洗浄も協力させてくれるようになりまして。

先生は、
「歯は何でもいいんです。入れ歯でも差し歯でも、インプラントでも。ただ歯茎に『歯があるよ』と認識してもらう必要があり、入れ歯洗浄時以外は必ずはめておいてください」と指導を受けまして、その通りにすごしてきました。

それからは、せんべいもレンコンもごぼうも、ブラックサンダーも噛めるようになり、食べることが楽しくなったようです。歯茎もまだまだなんとか頑張っています。

認知症の原因菌が歯茎から脳に入っていると言う研究結果もあり、歯茎を健やかに保つことが認知症を遅らせる一つと言われているそうです。おかげで虫歯の治療も軽微な状態のうちに治していただけていますし、食べることを諦めずに生きております(笑)


逆に母…
入れ歯は作っていましたが、外に出ていく時にオシャレでつける物のようなイメージで使い、「合わない、痛い」と、入れ歯を日中からほぼ外していました。
(枕の下に隠して、デーサービスに忘れたと言ったり…なかなか難儀しました。)
歯医者さんに言われたことは全く守らず、「あの先生は下手や」などと、彼女なりのへ理屈を並べ、歯磨き、入れ歯洗浄も非協力、甘い菓子パンばかりを食べ、紅茶にもたくさんの砂糖をいれていました。

みるみる感情のコントロールができなくなり、予約日には「あの先生はよくない!」とドタキャンし、真夏の炎天下、休診日の歯科医の前で「帰らない!」とストライキをしたりするようになりました。。。

歯茎がどんどん不健康になっていたんではないかなーと思っています。
が、悪くなってしまった人の結果が証明がしづらいのが歯科のジレンマなところです。
よくない証明はしづらい…


で、ま、良い例と悪い例が平等ではないのでなんとも言えないのですが、、、

私は父を実験台にしてきて、やはり、歯茎の健康と舌の筋力トレーニングは、実益があると感じています。

これを意識的に自分で行えていれば、高齢者になったあかつきも、病院や薬に頼らず自宅でそこそこ死ぬ間際まで好きな物を口に入れていられるのではないか?と思うのです。

そして、認知症においても、認知力は下がるにしても…その速度をゆっくりできれば、、、自活する期間をゆるやかに伸ばせるのではないかと思うのです。


50を回ると人生の下り坂という方がいます。
もちろん、そうなんですけれど、良かれ悪かれ50年の知恵とかもついてるのですから、、、
そこは、いい感じに体と共に生かして、未来の世代にいい情報を積み重ねてあげたら、それはまたSDGsという物になるんじゃないかと思うんですね。


私は、父の口腔環境がみるみるよくなるのを通院時から見てきて、こ、これは、私にも今からできることがある!と思いました。

おばさんの歯科矯正です。

いい歳をして…という考えもありましたが、当時はあまり固い物が好きではないこともあり、顎関節症も悪化する日もあり、思い切って矯正をはじめてみたんです。
今、4年目になりますが、人生で歯茎が一番元気だなぁと感じれています。
まさか、介護にがっつり付き合うとは思わず、通院には難儀しております。が、やってよかったとすごく思っています。
ちなみに、歯茎の定期検診は父と同じ先生に見ていただいています。

歯茎の測定値が1〜2がほとんどで3がたまーにと言った感じ。キュッとしております。
閉じなかった口が閉じるようになりました。


人のふり見て我がフリなおせ
といいますが、
大嫌いだった歯医者が大好きになりました。


父よ、実験台になってくれてありがとう。


先生オススメ
人間由来成分のマウスウォッシュを愛用中


認知症予防に歯茎対策は絶対効くんか?と言われたら、、、
その専門は、町の専門家(歯医者)に聞いていただきたいのですが…

歯茎が元気であることは、絶対に体には良さげなんですよ。まじで。

検診とか遠のいてる方は、ぜひ、お若くても行っていただきたいと私は思います。


どうか、将来、あまり医療にかかわらないでも暮らしていける知恵を身につけるため、個人の技量更新のため、口腔ケア、はじめてみませんか?

良ければぜひ。


また長々と失礼いたしました。

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