notaku -ブランドとかマーケとかコミュニケーションとか。

ブランド・マーケティング・コミュニケーションの世界に長居している人: 仏企業で某ガイド…

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ブランド・マーケティング・コミュニケーションの世界に長居している人: 仏企業で某ガイドブック事業統括・タイヤマーケティング責任者・広報責任者。米系広告会社2社で営業として国内外企業の新製品開発企画・CI開発等担当。現在は某商社でマーケティング支援担当中。

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キリンビールのIRイベントが"Consumer is Boss"マーケティング宣言だった件。

前説3月3日にキリンホールディングスのIRイベント、「KIRIN Investor Day 2021」がオンラインで行われ、ホームページ上で動画と資料が公開されました。 そのキリンビールに関するものの内容が、マーケティング業界的にかなり衝撃だったのでご報告。 衝撃1:タイトルと好業績の理由 これがその表紙ですが、注目はそのタイトルです。 「お客様主語のマーケティング改革」。 これ、つまり、P&Gで言うところの"Consumer is boss"なわけです。 ちなみ

    • 『インサイト』とは「あるあるネタ」なのか? 『ニーズ』や『ウォンツ』は?

      <(いつもの)前説>仕事を通じて、様々な機会で、様々な企業や様々な人たちのマーケティングに触れることがあります。 マーケティング論とかブランド論とかコミュニケーション論とかは相変わらず、というかますます百家争鳴状態で、「それは理論じゃなくて単なる考え方じゃない?」とか「それってあの話を難しく不思議な言葉で置き換えただけじゃない?」とか思ったりすることも多々。 また、実際のマーケティング戦略に接したり見聞きしたりした際にも、「確かにあのフレームワークには則っていて、一見いか

      • 「フランス人ってさ…」や「若いヤツは」「だから女性は」等の言い方にみる、マーケティングでのペルソナ設定のリスク。

        <前説>仕事を通じて、様々な機会で、様々な企業や様々な人たちのマーケティングに触れることがあります。 マーケティング論とかブランド論とかコミュニケーション論とかは相変わらず、というかますます百家争鳴状態で、「それは理論じゃなくて単なる考え方じゃない?」とか「それってあの話を難しく不思議な言葉で置き換えただけじゃない?」とか思ったりすることも多々。 また、実際のマーケティング戦略に接したり見聞きしたりした際にも、「確かにあのフレームワークには則っていて、一見いかにもちゃんと

        • パナソニック家電の、バイロン・シャープ的な「逆襲のコミュニケーション」。

          <前説>一般的なブランド・マーケティング・コミュニケーションやその理論に関して思うこととは別に、最近気になった事象・話題を個人的にその視点も絡めて書き留める、ということもしていこうと思います。 1. パナソニックの「Panasonic NEWS FACTORY」シリーズに関して 今回は、パナソニックが2019年11月に開始した「Panasonic NEWS FACTORY」シリーズです。 シリーズ名自体は私もこれを書くまで知りませんでしたが、内容は、綾瀬はるかさんがテレビ

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          マーケティングの「メガ盛り症候群」と「断捨離」、「Nice to have」と「Must」

          <前説> 仕事を通じて、様々な機会で、様々な企業や様々な人たちのマーケティングに触れることがあります。 マーケティング論とかブランド論とかコミュニケーション論とかは相変わらず、というかますます百家争鳴状態で、「それは理論じゃなくて単なる考え方じゃない?」とか「それってあの話を難しく不思議な言葉で置き換えただけじゃない?」とか思ったりすることも多々。 また、実際のマーケティング戦略に接したり見聞きしたりした際にも、「確かにあのフレームワークには則っていて、一見いかにもちゃ

          マーケティングの「メガ盛り症候群」と「断捨離」、「Nice to have」と「Must」

          マーケティングの「最大公約数」と「最小公倍数」。

          <前説> 仕事を通じて、様々な機会で、様々な企業や様々な人たちのマーケティングに触れることがあります。 マーケティング論とかブランド論とかコミュニケーション論とかは相変わらず、というかますます百家争鳴状態で、「それは理論じゃなくて単なる考え方じゃない?」とか「それってあの話を難しく不思議な言葉で置き換えただけじゃない?」とか思ったりすることも多々。 また、実際のマーケティング戦略に接したり見聞きしたりした際にも、「確かにあのフレームワークには則っていて、一見いかにもちゃ

          マーケティングの「最大公約数」と「最小公倍数」。