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暮らしに花を添える、新たな不動産をNOT A HOTELで届けたい

NOT A HOTELのVALUEである「すべての常識を"超えて"いく。」を、働くメンバーそれぞれの視点で紐解くシリーズです。何に共感してNOT A HOTELという道を選んだのか、どんな価値観を持ってここにいるのかを問います。
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Vol.4のメンバー:
富吉 夏樹(@Natsukit__nest)セールス/オーナーリレーション

慶應義塾大学法学部卒。野村不動産にてオフィスビルや商業施設の開発・リーシングに従事した後、人事業務を担当。21年4月NOT A HOTEL参画。現在は主に、セールスやオーナーリレーションを担う。

プロフィール

なくてもいいけど、あるともっと豊かになるもの


— キャリアの軸となった原体験はありますか?
実家が中目黒で花屋を営んでおり、結婚式やイベント会場の装花などを生業にしています。小さい頃から店の手伝いをしたり、誰かに花束を贈ったり人に喜んでもらえたりすることが大好きでした。

そんな実家には、リビングダイニングや洗面台のちょっとしたところに、いつでも花があります。家族や来客との「この花いい香りだね」というような何気ない会話が好きで、花は「それがなくても生きていけるけど、あることで喜ぶ人がいたりホッと安らぐ存在」だと感じています。

そこから私が花に感じているような「暮らしをより豊かに、潤いをもたらすようなサービスや仕組みを提供したい」と自然に思うようになりました。

— なぜ不動産という領域を選びましたか?
父が美術や骨董が好きな影響で、私も意識せずとも建築やアートに触れてきました。同時に街歩きや旅も好きです。

明確に不動産に興味を持ったのは、スペインのバルセロナに旅行をした時のことです。200年も前に建てられたガウディの邸宅が、現在も愛されて街並みに馴染んでいて、まるで街自体が博物館のように感じました。

街づくりや、不動産が与える空間や生活への影響の大きさを感じ、不動産を通して付加価値を提供したいと考えました。その中でも高級不動産を得意領域とする野村不動産に入社しました。

NOT A HOTEL EXCLUSIVE ASAKUSAにて

— 新卒ではどのようなことを経験しましたか?
最初の5年半の期間は、自社開発したオフィスビルや商業施設に入っていただくテナント企業に対する営業を担当しました。オフィスビルでは主に大手の企業さま、商業施設では主に街の飲食店さまに営業を行っており、お客さまの特性は異なりましたが、どちらもお客さまとの会話の中で信頼関係を築き、ご満足いただける提案をすることで契約を獲得していました。

野村不動産は個人向け住宅が主力商品で、法人向け商品であるオフィスビルや商業施設は当時まだ新規参入の領域でした。そのため大手とはいえネームバリューが通用せず、とにかく自分からプッシュして提案することや、中長期的な付き合いの中で信頼関係を構築する営業スタイルを体得しました。

その後、会社からのオファーがあり人事部に異動しました。ダイバーシティやウェルネス経営の推進、人材育成や新入社員の研修などを担当させていただきました。

自ら変化を生み出し、人生を舵を取る


— 転職しようと思ったきっかけは?
一生勤め上げる気持ちで入社しキャリアも充実していたのですが、自身の成長スピードの鈍化を感じており、グロービスの授業でベンチャー企業の役員の方の講義を受けました。

その方から「変化なきところに成長なし」という言葉を聞き、小規模でアーリーフェーズのベンチャー企業への転職もありかも、と刺激を受けました。

元の会社にも恵まれていたのですが、せっかく転職をするのであれば、環境をガラッと変えより成長できる環境に進みたいなと。30代前半でこのチャレンジは遅いかもしれない、という思いもありましたが、動かないで後悔するより動いて後悔した方がいいなと思い、ベンチャー企業への転職活動を始めました。

— NOT A HOTELを知ったきっかけは?
注目のベンチャー企業を特集する記事を読んでいた時に、NOT A HOTELのことを知りました。当時は会社のHPもなく、「何をしているのか」「採用しているのか」はわからない状況でした。その時から代表濱渦さんのTwitterをフォローして情報をウォッチするようになりました。

転職活動が進み他の会社で内定をもらい始めていた頃に「NOT A HOTEL NASU」のCGパースがティザーサイトで公開されました。それを見てものすごい衝撃を受け、いてもたってもいられず濱渦さんにTwitterでDMを送りました。

その翌日に濱渦さんとCFO江藤さんと面接をし、内定をいただくことができました。人生の転機に、運命的なタイミングで訪れた出会いだったと個人的には感じています。

— 入社の決め手は?
一生勤め上げるつもりだった企業からベンチャーに転職するなら、自分にとって一番レバレッジを効かせられるところを選ぼうと思っていました。ある程度厳しい環境であることは想像していたので「挑戦してみてダメだったら仕方ないな」くらいの気持ちで腹を決めていました。

自分がやりたい「付加価値を生む不動産」が、まさにNOT A HOTELそのものでした。従来の不動産業界では、経済合理性の観点などからある程度企画の枠組みが決まっていますが、そこにとらわれないNOT A HOTELの思い切りの良さに魅力を感じました。

スタートアップフェーズで資金調達して、建築も自分たちでやって......というチャレンジングな環境の中で、自分がどこまで通用するか試したかった気持ちも強いです。

同じ不動産領域とはいえこれまでは賃貸領域の経験しかなかったので、不動産の専門知識があるわけでも、これまでの経験がどこまで活かせるのかも未知の状態でした。アンラーンして、とりあえずなんでもやるぞという気概で入社を決めました。

NOT A HOTEL EXCLUSIVE ASAKUSAにて

新しい「不動産の買い方」が生まれた瞬間


— 入社してからはどんなことを担当しましたか?
2021年4月に入社してからは、ビジネスデベロップメント(不動産開発)、商品設計、セールスなどを幅広く担当しました。次なる拠点の土地探しを行ったり、見込み顧客へのセールスを行ったり、そもそもNOT A HOTELをどのような商品にするかという検討も行いました。

NOT A HOTELにとって「不動産」は扱っている商品の一つの側面に過ぎず、いろんな要素が組み合わさっています。不動産を12分割して販売することや、オーナーがホテル貸し出しをする際の商品性、さらには拠点が増えるごとに利用先が増えていく相互利用の仕組み、ソフトウェアで提供する体験など、一つ一つをメンバーと連携しながらつくっていきました。

ー 最初に「常識を超えた」瞬間は?
NOT A HOTELでの出来事は「常識を超えた」ことの連続で、毎日を密度濃く過ごしました。その中でも「一棟8億円する建物をECサイトで販売する」というのは驚くべきことだと思っています。

不動産は人生の中で最も高い買い物になるケースが多いと思います。通常は一対一の営業担当がついて、ゆっくり時間をかけて検討して、何回も商談やモデルルームに足を運ぶというのが一般的です。前職の経験から考えても「長年の実績やブランドがあっても購入に至るまでのハードルが高い不動産という商品を、本当にECサイトで販売できるんだろうか?」という不安がなかったかといえば、嘘になります。

建物がない状況の中でECサイトでどのようにNOT A HOTELを販売していくのかという点において、
・“超”ワクワクするCGパース
・商品をシンプルかつ魅力的に説明するECサイトの構成
・オンラインだからこその購入や契約手続きの簡素化
など、一切妥協せずに取り組みました。

この発想自体が不動産業界に新規参入したNOT A HOTELだからこそ、実現できたことだと思っています。それでも、世の中にまだないものをつくる過程で、何が正解かはリリースするまで誰にもわからなかったし、濱渦さんと一緒にみんなでドキドキしながら販売を迎えました。

販売サイトのリリースの際、社員みんなでその瞬間を見守ったこと、初めて申し込みが入った時の高揚感を、今でも鮮明に覚えています。

不動産業界では当然だとされていることも、一度立ち止まり知恵を絞って考え抜く。NOT A HOTELでは、できるかどうかではなく「こうだったらいいよね」「超ワクワクするよね」という理想像をまず立てて、そのあとに実現する方法を考えています。

制約を外して理想を追求する発想をしているからこそ、結果として「常識を超える」ことを生み出せているのかもしれません。ECサイトでのNOT A HOTEL販売開始を通して「これが不動産の買い方の新しいスタンダードになるんだろうな」ということが実感に変わった瞬間でした。

NOT A HOTEL AOSHIMA MASTERPIECEのCGパース

みんなが経営者目線で“超”自律している


ー NOT A HOTELはどんなチームですか?
初めてベンチャーの門をたたき、誰もがそれぞれの役割や専門性を持っている中で「他の誰かが決めてくれる」という環境ではないことを実感しました。NOT A HOTELでは“超”自律をVALUEの1つに掲げています。

入社してからは、意思決定が自分に委ねられるという環境に慣れるまで時間がかかりました。時間が経つにつれ、そうした働き方を体得していき、今では「自分の決定が事業を動かしていく」良い緊張感を持ちながら、メンバーが互いをリスペクトし合っている良いチームだなと感じています。

さまざまな専門性を身につけたメンバーが集まっているからこそ、そこに対する責任感やアウトプットにも高いクオリティが求められます。言葉にするなら「みんなが経営者の目線」でNOT A HOTELのことを考えているチームだと思います。何か課題があった時に「自分だったら何ができるか」ということを、事業や会社を領域横断して考えて行動する組織です。役割にとらわれず、自分のキャパシティの限りにやれることをやる、ということが自然にできているのが強みだと感じます。

NOT A HOTELで暮らしにスパイスを


ー 「すべての人にNOT A HOTELを」が実現した世界とは?
「アイディアは移動距離に比例する。」という言葉があるように、人は旅をしたり出かけたりすると、経験値やクリエイティビティが増して、その人生がより豊かになっていくと思います。

もし毎日洋服を着替えるのと同じように、暮らす場所を選べるようになったら、多くの人が「あたらしい暮らし」の選択肢を持つことができます。

NOT A HOTELはまさにその選択を可能にするために生まれたもので、拠点が増えて「あたらしい暮らし」の文化に根付くほどに、その価値は魅力的になっていきます。いろんな場所にNOT A HOTELができて、そこでの体験を共有できる人を増やしたいと思いますし、それによって多くの人の暮らしにスパイスを与えることができると信じています。

— どんな人にチームに加わってほしいですか?
NOT A HOTELはこれまでの経験を活かしつつ、あたらしい成長を求めている人に向いている環境です。不動産・ソフトウェア・建築、と扱う領域が広いからこそ、誰でも必ず未経験の領域があり、アンラーンが必要になります。

これまでの経験値や手法に固執せず、フラットな視点で「NOT A HOTELのあるべき姿」を考えることに“超”ワクワクできる方には、やりがいのある環境だと思います。

未知の領域やまだできていないことを、一緒に乗り越えていけるチームがあります。ぜひご興味ある方はご連絡いただけたらと思います!

— ありがとうございました。

NOT A HOTELの採用情報


わたしたちは「すべての常識を"超えて"いく。」というVALUEを掲げ、NOT A HOTELを共につくりあげる仲間を探しています。(採用ページはこちら

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