映画『クーパー家の晩餐会』(2015年)のザックリとしたあらすじと見どころ
映画『クーパー家の晩餐会』は、
クリスマスに集う家族のそれぞれの模様を描いた群像劇です。家族それぞれが抱える悩みや秘密は、思わぬ展開を見せー。
中心となる母ダイアン・キートンほか、豪華キャストで人生と家族と恋を描きます。
キャスト
・ダイアン・キートン(シャーロット・クーパー)
子育てを終えた主婦
・ジョン・グッドマン(サム)
シャーロットの夫
・アラン・アーキン(バッキー)
シャーロットの父
・エド・ヘルムズ(ハンク)
クーパー家の長男 失業中
・アマンダ・セイフライド(ルビー)
バッキーが通うダイナーのウエイトレス
・マリサ・トメイ(エマ)
シャーロットの妹
・アンソニー・マッキー(ウィリアムズ巡査)
エマを連行する警官
・オリヴィア・ワイルド(エレノア)
クーパー家の長女 劇作家
・ジェイク・レイシー(ジョー)
エレノアと空港で知り合った軍人
・ティモシー・シャラメ(チャーリー)
ハンクの長男 反抗期
映画『クーパー家の晩餐会』の見どころと感想
クリスマス恒例のクーパー家の家族晩餐会。
しかし、今年はシャーロットとサムの夫婦は離婚を決意した中で行われることにー。2人の離婚を家族には伏せたまま「いつもどおりの」晩餐会にしたいとシャーロットは望んでいます。
長年の夢だったアフリカ旅行をシャーロットに却下されたことで離婚を決意した夫サム。ダイナーの若いウエイトレスに恋をしてしまった父バッキー。
失業していることを元妻にも言えずにいる長男ハンク。
さらに、
不倫中の長女エレノアはダミーの恋人ジョーを空港でナンパ。デキのいい姉シャーロットと仲違いしている妹エマは姉へのクリスマスプレゼントを万引きし、逮捕。反抗期の孫(ハンクの長男)チャーリーは恋愛に夢中になりすぎてー。
こんな面々が、クリスマスに集います。
評)きっと誰かに感情移入したくなるクリスマスの名作
よくあるアメリカのクリスマスものです。
よくあるー、と言ってしまえばつまらない感じもしますが、ちっともつまらいことはありませんよ。それぞれの悩みがピタッとハマるキャスティングなので、きっと登場人物の誰かに感情移入できるでしょう。
夫が「アフリカに行きたい」とか言い出したら、まぁ離婚まではしないにしても抵抗はするだろうな(妻シャーロットの気持ち)とか、歳の差恋愛に陥りそうになる老父バッキーとウエイトレス、ルビーの微妙な感じもわかるし、初恋でおかしくなっちゃってる思春期真っただ中のチャーリーのモンモンもわかる。
そんな中で私が一番共感したのはダメ妹のエマ。デキるお姉ちゃんと比較されたらしんどいよ。クリスマスに家族で集まるのもイヤよ。
で、エマはお姉ちゃんへのプレゼントを万引きしてしまい、警官に引き渡されるんだけど、その警官がアンソニー・マッキー!!クールでそっけないウィリアムズ巡査にパトカーで護送されるエマ。このパトカー内のシーンは、この映画の最高の見どころではないでしょうか。
家族じゃないキャストもワンコもいい仕事をしている映画『クーパー家の晩餐会』。家族でも、おひとりでもお楽しみください。
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