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映画『パワー・ゲーム』(2013年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:パワー・ゲーム
原題:PARANOIA
製作年:2013年 アメリカ
監督:ロバート・ルケティック

映画『パワー・ゲーム』は、

巨大IT企業の権力闘争と巻き込まれる青年の運命を描いた作品です。
原作はジョセフ・ファインダーの『侵入社員』(原題:Paranoia)
ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンという超豪華な対決にリアム・ヘムズワースが挑みます。

キャスト

・リアム・ヘムズワース(アダム・キャシディ)
産業スパイとなる若手社員

・ハリソン・フォード(ジョック・ゴダード)
アイコン社のCEO

・ゲイリー・オールドマン(ニコラス・ワイアット)
ワイアット社のCEO

・アンバー・ハード(エマ・ジェニングズ)
アダムの恋人 アイコン社の社員

映画『パワー・ゲーム』の見どころと感想

(C)2013 PARANOIA PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED

ワイアット社内で新企画プレゼンにのぞむアダムは見事に失敗。アダムのチームは解散、アダムはメンバーとともに解雇通告されます。

アダムはその腹いせに会社の経費を私的運用。が、これがワイアットにバレてしまい産業スパイとしてライバル会社のアイコン社に潜入することを命じられます。

目論見どおりアイコン社の社員となったアダムは、重要案件を解決することでゴダードに認められチームを任せられるようになります。幹部社員のエマと親密になり、エマから新製品のデータを盗み取ったアダムは、エマへの恋心もあり「これ以上のスパイ活動はできない」とワイアットに申し出ます。

が、ワイアットは「(新製品の)現物を持ってこい」とさらに要求。指示に従わなければ自身や家族の命までも危ないことを知ったアダムはこれに従うしかなくなり、苦心の末、現物が納められた金庫にたどりつきます。

しかし、そこで待っていたのはゴダード。アダムはゴダードが仕掛けた罠に嵌っていたと気づきます。

ゴダードの真の狙いと、アダムの運命はー。

評)ツッコミどころはあるものの、この共演は見もの

原作は2004年のもので、登場する新製品もスマホ的なものなので、それほど古い設定ではないと思うのですが、いかんせん仕掛けがチープ。「そんな簡単に行くかいっ!」「ふつう分かるやろ!」とツッコミどころが満載の映画です。

アダムが野心だけの無能社員だったらスパイ活動なんて無理だろうし、かといってホントに使える人材だったらスパイになんてならないだろうし、案の定、美女にもオタオタしてるしー。

なんて思っていたら最後は(あ、ネタバレしますよ)、

大御所二人を刑務所送りにして、自分は執行猶予となって “橋のこっち側” に新たに会社を立ち上げる。って、そんなことできんやろ! 業界が許さんやろ!

でも、ま、こんな映画でもハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンですよ。ゲイリー・オールドマンはさすがの曲者っぷりで、こんなヤツに弱みを握られたら「終わった......。」と思うでしょうよ。

一方のハリソン・フォードも今作では悪役。坊主頭だとこんなに眼光鋭くなるのか、とちょっとビックリのハリソンさんは必見です。


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