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金持ちとバンドマン

先に注意事項をお伝えしますね。

自分の国語力はマイナスを振り切っているので、小説のようにかけません。ほんとすみません。

それでもいいよって方はお付き合いください。


金持ちのお嬢 「初めてひとりで東京に参りましたわ…道がわかりませんわね。ちょっとそこの小汚い人!!道を教えてくださる?」
ベルセルク川谷ベンチ 「小汚くないわ!!なんや失礼やな。」
金持ちのお嬢 「いやねぇ…ズボンは擦切りていらっしゃるし…上のお洋服なんて袖が引き千切れてるじゃない!首元もベロベロしてるし…道を教えてくださったら謝礼を渡しますから、それで新しい服を買いに行きなさい。それがいいわ。よくって、あとで私が見繕ってあげるから早く道を教えなさい。」
ベルセルク川谷ベンチ 「違うんだってこういうファッション!!パンクファッション!!!俺バンドやってるんだよ。てか俺ライブ行かなきゃいけないから時間ないし。」
金持ちのお嬢 「あんたなんでいなくても大丈夫よ。どうせ地下道で許可取らずにライブしてるんでしょ。あーいうのホント迷惑なのよね。ちゃんと許可してるところでやりなさいよ。応援してる方も罪悪感がありますわ。」
ベルセルク川谷ベンチ 「えっ?その格好でバンギャ!?」
金持ちのお嬢 「なによ?悪い??」
ベルセルク川谷ベンチ 「いや…たまにゴスとかロリィタは見るけど…あなた貴族ですやん…ロココ調とかの時代の人ですやん…」
金持ちのお嬢 「うるさいわね!貴族でもバンギャになるしYouTube見る時代なのですわ!!そもそも貴族ではないわよ!ただのうら若き乙女よ!」
ベルセルク川谷ベンチ 「こんな格好のやつ東京でも見たことないわ!ハロウィンでもおらんよ。
そんなことより…ほんと時間ないんで。どこに行きたいんですか?」
金持ちのお嬢 「ここよ(巻物を渡す)」
ベルセルク川谷ベンチ 「えっ?」
金持ちのお嬢 「早く開けなさい。」
ベルセルク川谷ベンチ 「ローテクなんかハイテクなんかわからんな…なになに…zepp東京…?目的地一緒ですやん!道案内がてら一緒に行きましょ!」
金持ちのお嬢 「助かりますわ。乞食さん。」
ベルセルク川谷ベンチ 「その貧乏いじりいい加減やめません?てか、あなたはどのバンドが好きなんですか?」
金持ちのお嬢 「シャドウピクスよ」
ベルセルク川谷ベンチ 「えっ…あっ…そうなんですね…(えっ、やばい…俺らやんけ…)」
金持ちのお嬢 「あなた、先程ライブに出ると言ってましたわね。どのバンドなんですの?」
ベルセルク川谷ベンチ 「えっ、あっ、えっ…と?」
金持ちのお嬢 「嘘ついてたの?」
ベルセルク川谷ベンチ 「いや、そういうわけじゃないんですけど…あっ、そうそう。いつもはバンドしてるんですけど今日は先輩の手伝いで裏方なんすよね。」
金持ちのお嬢 「そう…バンドマンってのも大変なのね。」
ベルセルク川谷ベンチ 「えぇ…まぁ…」
金持ちのお嬢 「はぁ…早くベルセルク川谷ベンチ様に会いたいですわ…」
ベルセルク川谷ベンチ 「えっ!?」
金持ちのお嬢 「なんですの急にうるさいですわね!」
ベルセルク川谷ベンチ 「(それ俺やんけ…メイクしてないから気づかなかったんか…うわぁ…なんか複雑な気分やな…どうしよ…)」
金持ちのお嬢 「あら!見えてきましたわ!!感謝いたしますわ。そうだ、お礼に服を買いにいかなきゃよね…今日は忙しいだろうから後日いたしますわね。連絡先教えてくださる?」
ベルセルク川谷ベンチ 「(うわやべぇ…俺ネットで本名割れてるんだよな…これ言ったら…バレる可能性あるよな…)」
ベルセルク川谷ベンチ 「なんで確定事項になってるんですか!!ちょっといそいでるんで勘弁してください!!」
金持ちのお嬢 「じゃあせめてラインだけでも教えてくださらない?」
ベルセルク川谷ベンチ 「いやいや、駄目ですよ!無理です!!」
金持ちのお嬢 「じゃあ仕方ないわね。もしもし、送った画像の男の身辺調査を頼むわ。分かり次第連…」
ベルセルク川谷ベンチ 「ちょっと待った!!!!わかった!!LINE交換しよ。な…?」
金持ちのお嬢 「ふふふ。よくって!後日楽しみにしてますわ!ではまた。御機嫌よう。さようなら〜」
ベルセルク川谷ベンチ 「え、これつまりファンとデート行くってことやん…俺そういうのマジでしたくなかったのになぁ……」

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お楽しみいただけたでしょうか。

自称ピン芸人やってます。

バイク川崎バイクさんに触発されてお話を作ってみました。

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ではまた!

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