マーケティングは、この世界の片隅で見つけてもらうためにやること
こんにちは、おいとま(@not_barikyari)です。
ベンチャー企業でBtoBマーケティングの仕事をしています。
今日は前回とは違うインバウンドマーケティングの本を読んだので、その感想を書いていきます。
どんな本?
2013年に高広伯彦さんによって書かれた本です。
今週末に、こちらのウェビナーに参加するので読みました。
Chapter1 「見つけられるマーケティング」
Chapter2 「マーケティングコンセプトの現在・過去・未来」
Chapter3 「インバウンドマーケティングの方法論」
Chapter4 「実践・インバウンドマーケティング」
Make Your Marketing Lovable
この本を読みながら、最近辟易していたことを思い出しました。
受け手にとって、「読む価値のない」、企業視点のメッセージを爆弾のように投下しようとしていないか?
CRMやマーケティングの自動化のためのツールをユーザー側の視点ではなく企業側の視点で利用しようとしていないか?
テクノロジーは偉大。でも、それって誰のためのテクノロジーなんだろう…とすごくモヤモヤすることが多かったので、自分の感じた違和感に忠実でありたいなと思いました。
Inbound Marketing Methology
この本の中では、HubSpot社のInbound marketing methologyが紹介されていました。
Hubspot社といえば、最近はCustomerを中心に置いたフライホイールも有名ですね!個人的にこの概念がとても好きです。
あまりに短期的に追いすぎていたのかも知れないという反省
検索しているユーザーは「すぐに買いそうな人」ではなく、「情報を探している人」
つい、「なんで◯%の人しかお問い合わせしてくれなかったんだろう」に目を向けがちですが、「どんな情報をさがしてたんだろう」に目を向けられていなかったな…と深く反省した次第です。
つい、施策の振り返りをするときも「このホワイトペーパーは商談機会がとれませんでした」「使えないね」「てゆーかホワイトペーパーって効率悪くない?」といった会話になりがちですが、本当にそうなのか…?広告効果と同じように評価してしまって本当にいいのか…?はコンテンツ制作に携わるものとしてつねに自問自答しないといけないのかなと思いました。
本書にも、
コンテンツ:今日作ったコンテンツが3年後の見込み顧客になる可能性がある
との記載があり「3年後!!!!?」とは思ったものの、それぐらいのスパンで考えないといけないのかも知れないですね。。。
(かといって、じゃあ目の前の四半期や、次の期の個人評価を捨ててまでコンテンツ制作にコミットできるかというと厳しいので、会社や組織がそれぐらいの度量を持ってもらえると嬉しいですが…)
インバウンドマーケティングにおいては、営業とマーケティングがタッグを組んで、顧客化しやすい見込み顧客はどういった行動をとるかを把握し、適切なタイミングで適切なメッセージを送ることで従来型の営業行為をなくしてしまうことも可能なのです。
ここは、最近がんばりたいなと思っている部分で、弊社にはインサイドセールスがいるのですがあまり会話できていなかったな、と。
雑談ベースでいいから、商談機会をいただけなかったお客様のことももっと知りたいなと切実に思います。
この世界の片隅で、まだ見ぬユーザーに見つけてもらうために
インバウンドマーケティングは手法ではなく概念、というのがしっくりくる読後感でした。
この世界の片隅で、見つけてもらうためにはお客様の課題に真摯に向き合うことと、見つけてもらうための地道な努力をコツコツと。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます!!!
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