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フリーデザイナーのメリット

フリーランスになって独立するとか起業するって、実際のところなにがいいの?何がリスクなの?って思う方は多いと思います。

会社員との違いや、どんな影響があるのかっていうのは、いろんなところで書かれていたりしますよね。

今回は、私が独立してフリーランスや提携する会社とのやりとりを経験して、フリーランスの持つメリット・デメリットを書いていきたいなと思います。

【メリット】

1.仕事をした分は直接収入に繋がる

これは全てのフリーランスに当てはまることですが、会社員をやめて最初に体験する最も大きな変化だと思います。そして最大の魅力だと思います。

フリーランスと会社員の大きな違いは、個人で仕事をしているのか会社に雇われている身なのかという点です。

会社から毎月決まった給与をもらう会社員に対して、フリーランスは仕事をした際の収益の全てが自身の収入に直結してきます。

クリエイティブな仕事は、一定の時間内に決められた裁量で仕事をするというのが難しい仕事です。というのも、案件によってボリュームも多くなり決まった裁量がないという部分が大きいです。良いものを作るために考える時間やアイデアを吟味することが必要な仕事になります。

私自身も、勤務時間外の夜の散歩中に急にいいデザインが浮かぶこともありました。決められた作業時間外でもいいアイデアがでたり、急にペンを走らせたりすることもよくあります。

それに、就労時間が決まって出勤するとなると、必然的に「残業」という時間オーバーが生まれる可能性がありますよね。

その残業で働いた分の何%が自身の給与として毎月の収入に加算されているかを考えると、同じ残業時間で同じパフォーマンスの仕事をしたとしても、会社員であれば一部の残業代のみが支払われるだけですが、フリーならその働いた金額は全て収入に影響してきます。

会社員であれば、自身の力で100万円の仕事を獲得しても、その月に支払われる給与はほとんど変わりません。ボーナスに載せられたとしても数万円が加算される程度が多いです。しかしフリーで100万の仕事を受注すれば、経費や税金を差し引いても、ボーナス+給与より遥かに高額な収益が見込めるでしょう。

フリーなら、もし時間に見合わない金額や作業量だと判断すれば、断ることも金額を相談することもできます。どうしても作業に見合わない案件であれば、断った上でもっと利益率の高い仕事をすればいいのです。

2.自分の作業ペースを大事にできる

自分らしく仕事をするというのは、パフォーマンスやモチベーションにおいてとても影響があります。

ここで言う自分のペースというのは、自分が最もパフォーマンスを発揮できる仕事のリズムということです。会社に勤めていると、どうして定例会議や朝礼、出勤時間や退勤時間が組み込まれてしまい、その都度集中力を欠いてしまうことがあります。

集中できてアイデア出しがノッてきた!というタイミングで別の作業をしなくてはならないケースが多いのが現実です。

人によって仕事のパフォーマンスが上がる環境は様々かと思いますが、フリーになって自分のペースを直接妨げられることは大幅に減ったなと感じます。

クライアントからの連絡や代理店とのやりとりなど、全部が自身のタイミングかと言われると難しいですが、ある程度自分でペースを調整できるのは大きなメリットではないでしょうか。

私も会社員のときは会議などの小さな打ち合わせ、週明けの朝礼、無駄な出勤時間の設定、残業などの時間の使い方で大きく集中力とやる気を削がれたことがありました。

作品に会社や担当上司の意見を反映しなくてはいけない会社の在り方も自身の制作ペースを大幅に乱す原因だと思います。もちろん、会社や上司の意見が適切であればとても良い学びや仕事に繋がります。大事なのはその内容が本当に必要なことなのかをしっかり判断できる能力だと思います。

もしその判断が正しいものでない場合は単に会社や上司のエゴを押し付けられることになってしまいますよね。どんなにその判断が雲行き怪しいとしても会社という環境では「その意見ちょっと待ってください!」とはなかなか言いにくいのが現実です。

私自身、独立してそういった多くの不具合を取り払ってペースを作れたことで仕事のクオリティは確実に良いものになったと感じます。

3.明確な目標が設定できる

仕事をする上で、あなたはどんな目標がありますか?

会社勤めをすると、会社内の大きな目標や企業理念などを目標にするよう促されること多ですよね。こんな目標に向かってみんなで頑張っていきましょうという形になります。

しかし、大事なのはあなた個人のモチベーションに影響のある目標を持つことです。

フリーで仕事をするということは、大きなリスクや責任を1人で背負うことになります。

つまり、結果をしっかりと出して信用を勝ち取って行かなくはなりません。そのためには、自身の中で明確な目標を決めて進むことが大きなモチベーションになってくるのです。

数年以内にいくら稼ぐ、得意先を倍に増やす、クオリティが魅力的な会社を作るなど、目標には多くの形がありますが、その目標が明確になるとやらなくてはいけないことがよりはっきりしてきます。

目標金額があるなら、そのために仕事を増やしたり単価を上げたりする必要がありますし、高いクオリティを求めるなら自身のスキルをあらゆる形で高めることが必要です。

会社のTOPが設定する目標も大切ですが、それとは別に自身の具体的な目標を明確にすることが仕事には大きく影響してきます。

フリーになるとそういった目標の在り方がとても身近になるので、常に目標を見失わないように向き合っていく環境が日常になります。

いかがでしたか。

私が個人的にフリーとして感じるメリットを書いてみました。

独立を考えるなら、大事なのは今の仕事やあなたの能力が「稼ぐために」にフリーランスという形態に合っているかということでしょう。

自分らしい働き方を見つけて、より効率的で優れたデザインワークをしてもらえたら嬉しいです。

次回は「フリーランスのデメリット」について書いていこうと思います。

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