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【おしらせ】2022.06.25(土)13:00~15:00「しのばZooゼミ」第8回読書会を開催します!

 皆さんこんにちは。「しのばZooゼミ」読書会としては久々のnoteでの告知になります。

 2022年2月の『快楽としての動物保護』読書会以来しばらく活動を報告してこなかった本ゼミですが、この間「第6回」(青空文庫における動物関連作品の朗読会)、「第7回」(唐十郎の戯曲「動物園が消える日」に寄せる、主催者の消えた動物園を巡る旅の振り返り)を断続的に開催していました。

 そして今回、レジュメに沿ってtwitter(アカウント:@weiss_zoo)のスペース上で動物本を読み解く読書会を再開します。課題図書は小坪遊さんの『「池の水」抜くのは誰のため?暴走する生き物愛』(新潮新書,2020)です。


以前本読書会に参加して下さった方からぜひこの会で取り上げては、と推薦して頂き、今回選定させていただきました。

 事前に下記のとおりレジュメを作成しており、当日は本レジュメに沿って進行していくので、万が一書籍が手に入らなくても参加頂くことができます。

当日議論を深めるために、私から提示する論点は下記の2点です。

① 筆者は本書の「『生き物ぐせ』の悪い人」(15頁)について「読み進めるうちに思い当たることが一つや二つあるかもしれません」(16頁)と述べているが、自分自身の野生動物や動物園動物、愛玩動物との接し方を振り返り、「あれはまずかったな」と思い当たることはなかっただろうか。どんな距離感が望ましいと考えられるだろうか。
② 「オオタカを規制対象から外す」(201頁)ことについて、「里山のシンボル的な存在」が保全活動の中心にいなくなることへの懸念の声が紹介されていたが、「人気がある動物」以外も生態系全体を見て保全することの重要さをどのような形で伝えていくことができるだろうか。これまで鯨類や大型ネコ科動物、類人猿にゾウといった「スター動物」に頼ってきたと批判されることもある、動物園や水族館に果たせる役割はあるだろうか。


 この回についても多くの方からご意見をお聞きできたら嬉しいです。Twitter上でハッシュタグ「#不忍ゼミ」を付けて投稿いただくか、主催者(@weiss_zoo)に送って頂いたDM等からコメントを確認し、配信の中で読み上げさせていただくことがあります。また配信の模様は録音し、30日程度アーカイブして公開することを検討しています。

 土曜日のお昼時となりますが、皆様のご参加をお待ちしています。よろしくお願いいたします。