【おしらせ】2022.02.19(土)20:00~「しのばZooゼミ」第4回読書会を開催します!
本日2月12日(土)の「しのばZooゼミ」第3回読書会では白熱した議論をありがとうございました。
来週19日(土)も引き続き、信岡朝子さんによる『快楽としての動物保護』(講談社選書メチエ,2020)を読み進めます。
この課題図書を扱う第2回にあたる2月19日(土)は、第2章「ある写真家の死」(121頁~235頁)を取り上げます。続く2月26日(土)19時~の部で第3章「快楽としての動物保護」と《おわりに》を読み込み、全体について考察します。
開催に先立ち、本編の概略をレジュメにまとめましたので掲載するとともに論点を共有します。
当日は内容を概観しつつ、ハッシュタグ #不忍ゼミ にて寄せて頂いた感想やご意見を受け取りながら理解を深めていく形式での展開を考えています。
私から提示する論点は下記の2点です。
① 「自然保護とか、動物愛護という言葉には何も魅かれたことはなかった」(135 頁)という星野の言葉が引用されているが、「自然保護」や「動物愛護」、もっと言えば「動物福祉」や「SDGs」の理想と現実との間で違和感や矛盾を覚えたことはあるか。あるいは、そのような意見を見聞きしたことがあれば、どのような異議が唱えられていただろうか。
② 「あらゆる写真は現実を加工している」という言説が紹介されているが、「芸術」のために動物写真や映像をデジタル加工した作品の具体例は『マイグレイションズ』のほかに何があるだろうか。また、デジタル加工された自然風景や動物写真には、本書で指摘されている事項以外にも問題点はないのだろうか。
この回についても多くの方からご意見をお聞きできたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。