見出し画像

始まりました~エンパワメント~

かねてから告知をしていました、「リカバリーの学校すぎなみ」が始まりました。気にかけてくださった皆様、お越しいただいた皆様、ありがとうございます。

楽しかった~!!

自分が主人公だと感じる場面・環境を書き出してもらいました

丸模造紙のアイディアは登美子さんの縁側時間からお借りしました。以下のリンク先、下の方の写真を見てほしいんですが、縁側時間では、書き込めるちゃぶ台みたいな形です。体験してほしい。


で、2/10を振り返るとまあまあなポカをやらかしているんですが、集まった人たちのなんと温かいこと。すごくいい時間が過ごせました。

話した内容もそうなんだけど、とにかく、人が集まって充実感を味わえたことに感謝です。全然レポできねえ。レポートはペイシェントサロン協会のノートをご覧ください。最初に埋め込んでありますので。

で、今日の本題は、楽しかったから第2回、皆来てね~ってことです。

第2回はテーマが「リカバリー」です。
病気や大きな困難があったとして、リカバリーって単に元通りになることなの?なかった状態にすること?いや、もっと違う考え方があるんじゃないかな?そんなお話をしたいと思います。
学校と言う名前がついていますが、先生はいません。力がシェアできるような場所にしたいと思います。

第1回で「エンパワメント」の項目を読みました。テキストの中で、体験談を除くと最初の項目が「エンパワメント」だったんですね。私は「なんでリカバリーよりも先にエンパワメントなんだろう?しかも人種差別とか公民権運動とか出てきて難しそうなんだけど・・・」と思っていました。でも、みんなで読んでいる間にちょっと気づいたことがあって。なんとなく思い込みで可能性を奪っていることがあるかもしれない。自分の可能性も、他者の可能性も。ラベリングによって、その人個人を見ることができずに、その人の特徴を大雑把に捉えて決めつけていないだろうか。この無意識バイアスは、なにせ無意識なので発動してしまうことは避けられない。だけど、その無意識にやっちゃうことや、いわゆる世間が押し付けてくる価値観が内面化している自分ということを知っていること自体が大事なんじゃないか。私は私の視点からしか見られなくて、他の人は違う視点を持っている。それになんとなく社会から刷り込まれていることもある。さっと思いついたことは認めて、でもそれはそれとして一度他の可能性もないか探ってみることができるようになれば、可能性を広げることができるんじゃないかな。自分に対しても、他者に対しても。私がこの会を始めるにあたって「先生」「講師」を置かないと思っているのはそういうことなんだ。

テキストの中で「エンパワメントのパラドックス」というキーワードが出てきて。支援したいからこそ。良かれと思って、ということはあるんだ。どうしても。
リカバリーの道は、自分で歩むんだ。だけどね、それは一人で孤立して歩むことではないよ。エンパワメント、そのひとの、パワーが発揮できるように、そもそもパワーを持っていること・それがどんなパワーなのか、それを知るには他者がいるといいと思うよ。
私はそれをやっていきたい。

一緒にそんなリカバリーについて、お話しませんか?
■開催詳細
◇日時:2024年3月9日(土) 10:00-11:30
◇会場:セシオン杉並第4集会室 ( 東京都杉並区梅里1丁目22-32 )
 (アクセス:東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩5分)
◇対象:患者さん、患者家族、支援者、医療者など、どなたでも参加可能
◇内容
 ・自己紹介タイム
 ・参加者全員で「リカバリーの学校の教科書」の読み込み
  ※テキストはこちらで用意します。
 ・対話による感想の共有
◇安心のためのルール
 ・お互いの時間を大切にする
 ・途中にトイレや気分転換に席をはずしてもいい
 ・話したくないときはパスができる
 ・人の話を聞くときは静かにきく
 ・非難や批判をしない
 ・個人名は公開しない。ここだけの話の場合は先に「ここだけの話ですが~」と断る
◇参加費:無料
 ※会場費なども必要であり、もしご協力いただける方は、カンパ付きにてご協力をお願いします(現地にもカンパ箱置きます)
 ※リカバリーの学校の教科書が欲しい方は1300円にて販売できます
申し込みはこちら→https://recovery02.peatix.com/


第1回のために、公民権運動とか勉強すべき?と思って直前に図書館に行ってキング牧師についての新書とか借りたけどこれから読みます。あと、紹介したかったのが荻上チキさんのこの本。

内容説明
私たちをとりまく環境のさらなる情報化により、働き方や暮らし方など生活が様変わりし、生命科学や工学技術の高度な発展により、身体の可能性が塗り替えられる近未来。そんな未来社会で誰もがよりよく生きることのできるように、どのような社会を目指せばいいのだろうか?その旗印となるのが、「権利」だ。さまざまな「あしたの権利」を構想することで、現代社会に正面から向きあう「社会問題入門」登場!

目次
序 なぜ権利を考えるのか
第1講 縁を切る権利―暴力から身を守る
第2講 病気である権利―工学的希望の先を読む
第3講 快眠権と快便権―人間らしく欲求を満たす
第4講 「家族」をつくる権利―それぞれの形で暮らす
第5講 スポーツ権―万人とともに遊ぶ
第6講 未来をつくる権利―監視技術を使いこなす

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784140912164
紀伊国屋書店Webストア

2014年5月発行の本。10年経って、えええ、まだ全然じゃん、てか、もっとひどいことになってるじゃんと思ったりもする。
今、権利だと思われていないことも、こう考えて、権利だと言っていくことは大事だ。だって、人権概念だってなかったんだから。そう、今ないものも、可能性としてはあるんだよ。私は、このエンパワメントを第1回にしてすごくよかったなと思っている。自分が励まされた。(もちろん参加者にもいい時間を過ごしてほしいと思っているけれど、自分が本当に救われたことも事実。

だから、何度でも言うけど、一緒に話をしましょう。
3/9(土)お昼に終わるので、天気が良かったら近くの蚕糸の森公園でピクニックをしましょう。ピクニックのみ参加したいという人も歓迎です。何らかの形でのっさん=なおさんに連絡ください。
対話の会は定員8名なのでお早めに申し込んでね🍃
申し込みはこちら→https://recovery02.peatix.com/

あなたに、あいたい。
あなたの、はなしがききたいです。

もし、サポートいただいたら、また、ひとに会いにでかけます。