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#方言note ほっこりラジオ

ラジオネーム 富山県民さんからお便りがとどいております。「こんばんは」はいこんばんは~「いつも楽しく聞いとります」ありがとうございます。「富山弁について紹介したい言葉があります」ほうほう。

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「なーん」ちゅう言葉があるがです。
何を言うとるがかいうたら、相手が言うとることを否定する「ちがう」「No」いう意味があるがですね。

「あんた、逆上がりできる?」
「なーん、できんわ」
こんな感じで使います。

この方言のおもしろいがは、言いかた次第で強い否定も弱い否定もできるっちゅうことやね。

「おやつ食べる?」
「ん~...ナ~~ン...食べん...」

「あんたそろそろピーマン食べれま」
「なんなん!いらん」

「あんた、あの子のこと好きながけ?」
「なんッッッナンなんなんなんなんッッッ!!!!!」

「なん」を多用しすぎて、部活の先輩は「なん」っちゅうあだ名をつけられとったね。私たち後輩は「なん先輩」って呼んどったなぁ。

「なん先輩がカレーのナン派かどうかの会話が『なん』だけで成り立つ説」も立証済み。

「なん、ナンなん?」
「何?」
「ナンなん?」
「なんなん」
「何なん?」
「ナン」
「ナンなん?」
「ナン」
「何なん」

次は訳つきでどうぞ。

「なん、ナンなん?」(鈴木さん、ナン派なの?)
「何?」(何て?)
「ナンなん?」(ナン派なの?)
「なんなん」(ちがうよ)
「何なん?」(何派なの?)
「ナン」(ナン派)
「ナンなん?」(ナン派なのかよ)
「ナン」(ナン派だよ)
「何なん」(どっちなんだよ、もう、なんなの)

私は大学生で下宿しとって、今ほんまは標準語をしゃべっとるがですけど、新幹線に乗って地元に降り立った瞬間にするするっと方言が出てくるがです。バイリンガルいうやつですね。

大学入ったばっかりのときは、つい「なーん」って言ってしまって恥ずかしかったがやけど、

大学の同級生に「方言しゃべってみて」言われても急には“なーん”言えんがにね。不思議やなぁ。

今となっては標準語にも慣れてしもて、ちょこと恋しくなっとるがです。

退屈なお便りかもしれんけど、紹介してくれてありがとうございました!


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はぁ~なるほど。富山県民さん、お便りありがとうございました。おもしろいですねぇ。退屈だなんて。それこそ“なーん”ですよ。使い方合ってるかな?ふふふ

では、今日のお便り紹介はこの辺で。それでは最後に、本日の一曲お届けしましょう。

藤井風さんで、“何なんw”です。

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