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内藤陽介『みんな大好き陰謀論』

【陰謀論←感情論←<<<当事者意識>>>→真っ当な言論。】

陰謀論のウケがいいのは、頭を使う必要がないからだ。そこに世界の成り立ちが分かったような演出も加わっているので怠け者にはそそられるからだ。

もちろん脳みそを使うことは楽ではない。出来るならだらだらしていたいのは皆思う事であるが、それは怠惰な生活を意味するわけではない。当事者意識とは自分の能力や学びを生活に活かす源である。苦難を乗り越えずして得たものに何の価値があるだろうか。自分の言葉で世界を構築するために前進することが大切なのだ。当事者意識無しでは人は容易く堕落する。

賢明な読者諸君はすでにお気づきのことと思うが、学歴と学問歴は異なる。立派な肩書をもつ人物がドヤ顔で社会を害しているのは数えられないほど目撃しているだろう。奴らを放逐するには一人一人賢くなるしかない。

読書と言うとなぜか本=小説(フィクション)と認識されてしまう。しかし、我々はフィクションとは別の世界に生きているのだから生き抜くための本を選ぶ必要最低限の知識は持たなければならない。知識は人類が少しづつ積み重ねてきた尊ぶべき存在である。そこに傅(かしず)く感性を知性と呼ぶ。学歴は関係ない。堕落する精神を駆逐せよ!

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