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読書録9 馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください

読んでから感想文かくのにだいぶ時間が空いてしまいました!!!
実は先週は風邪ひいてPCR検査だったので具合も悪く記事が書けずにおりました~。
原因は先週の月曜の夜にクーラーガンガンかけたまま寝てしまう。
翌朝、喉が痛いのが原因で発熱し、水曜になっても喉の痛みと発熱が収まらない。
かかりつけ医のところにいったら

いつもの飲み過ぎで喉腫れて発熱したんでしょ。変なところ行ったわけではないので多分大丈夫だろうけど持病持ちだから念のため」

さすがいつもお世話になっている先生だ!完全に見抜かれた(笑)
ということで先週木曜にPCR検査になりました。病院からの予約だったので早かったのかも知れませんね。ちなみに検査そのものはインフルエンザと全く同じでした。完全予約なので待ち時間含め10分で終わり。ちなみにPCRの流れはこんな感じ、、、 

ということで先週の土曜に検査結果の連絡があり、結果は


「陰性」


で今週の水曜に正式な検査結果報告書がとどきました。

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これで都内感染者数が200人だろうが300人だろうが夜の街にも大手を振って行けますね(行きませんが)、営業先でネタにも使えますね!、自粛警官とかこれ見せて返り討ちですね(笑)


と前置きがながくなり恐縮ですが、これから本題。
男性の私が読んでも納得の名著です。もったいないので本文の内容はできるだけ書くのを控えます。ただ少しでも気になった方がいれば即買い即読みをお薦めいたします。

私とは全く面識の無い(当たり前ですが)著者の藤森かよこさんとなぜつながったかは、、、、、私の記憶する限り、、、たぶん、、、岩田温さんの引き合いからだったのではないかと記憶しています。
切れ味鋭い物言いに好感をもち、ブログも拝読するようになりました。最初の転機は藤森さんがまだ福山市立大学で教鞭を振るっていたころに「日本アイン・ランド協会」主催の講演会

「稼ぐ」美徳とアメリカの起業家精神 ヤロン・ブルック  
(2016年1月19日)

に参加されると聞いていたので、お会いできたらいいなぁと思いその講演会に参加してみるころになります。
ところがどんなご事情があったかは忘れましたが藤森さんはその講演に参加できなくなってしまったのでした。なんか随分行きたがっていた雰囲気を感じ、すこしでも講演会の内容をお伝えできたらなぁと思い作成したのが私のノートにあるレポートです。

この講演会は録音録画禁止・メモはOKということでしたので自分のメモと記憶を頼りに作成したものです。当然SNS等にあげるのも憚れるので藤森さんにだけレポートをお送りしてお蔵入りしていたものです。で最近になってノートを始め、何から書こうかな?と思いだしたのがこのお蔵入りレポートを転写した、という経緯でありました。もう4年近くたっているから講演の主催者も文句は言わないだろと勝手に思いまして(笑)


肝心な本についてですが冒頭に記したように内容は控えますが、へぇ~、そうなんですか~、強く納得!という箇所をいくつかあげておきます。

・実はこれが初めての自身の本の出版
へぇ~意外だな。そういえば藤森さんの著書は見た事なかった(笑)

・アイン・ランド研究者だから学生時代からアイン・ランドの研究をしていたのだろうと思っていたが、藤森さんがアイン・ランドに出会ったのはごく最近のこと(と言っても2001年らしい)

・しかもきっかけは副島隆彦さんだった!
(あっ、今思い出したけどまだ副島隆彦さんの本2冊もノートしてなかった・・・属国日本論と佐藤優さんとの対談だったな)

・学生時代はラグビー一色だったのになぜか「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を読んでおいてよかったなと思う(※決してこれを読まないと馬鹿ブス~がわからないということは全くありませんよ~)

・「歴史の終わり」や「明石元二郎」についても読んでおいてよかった、ついでに書くと「西洋の自死」はタイミング外してまだ読んでないぞ~!早く読みたいのである。

・「アメリカの億万長者のほとんどは、収入が増えても生活水準を上げない。高級住宅街に住まない。家も小さい、、、」これなかなか難しい。

・みな暇ではないし親切でもない
全く当然である。ニートや引きこもりだって忙しいはずだ!1日ひきこもっていなきゃいけないし、読みたい漫画ややりたいゲームが沢山あるだろう、きっと、、、(いいから働けよ!とも言いたい(笑))

・あなたが馬鹿なのがわるい
はい。自分馬鹿なんです(笑)馬鹿だからあっちにふらふらこっちにふらふら、午後になるとそわそわしだし、夕方には呑みに行ってしまうのです。はい、馬鹿です(笑)
しかし最高の文章ですね。家訓にするのもいいかも!

・舌はがし、舌あげ
一時期藤森さんのブログでしきりに取り上げていましたね。あんまり興味なかったのでこの部分は読み飛ばしていましたが、老後に向け今からすこしずつ取り組んでみようと思いました。

・性欲にも向き合っている
とりあえずやっておけ!いいですね。この箇所はラジオでの会話も良かったです。私のメモでは、、、
「2020年4月28日 04時25分 TBSラジオ:FINE 小森谷 徹+藤森かよこ」
です。
朝早く起きてワクワクしていました。確か藤森さんの最初で最後のラジオ出演とか言っていたかな? このラジオのなかで「性欲もあるんだからしかたない、あきらめるためにやりつくしておく」とおっしゃっていたのが印象的でした。途中かな?岩佐美咲「右手と左手のブルース」もええ曲やな~なんて思ったり。ラジオの最後の部分も印象的でしたので書いておきます。
「相当批判された。けどこんぐらいでビビッてどうする?」
「開き直ると楽じゃない?」
「すぐできなくても、倍かかっても、やってきた

・物事の本質をサッと把握、適切な時に適切なことを言える、適切なことを実践できる、そういう人は地頭がいい人だ
少々ジャンルの違うことを書きます。これを最初に実感したのは学生時代のラグビーでした。練習以外でな時は海外のプロ選手の試合とかプレーを見るんですね。でなぜ今このプレーを選択したか?と分析したりするんです。するとだいたい実際に選択したそのプレー以外は「間違えた判断・選択」ということがわかってくるんです。つまり瞬間瞬間全体の現状把握ができていて、その瞬間で適切なプレーが何なのかを判断し実行しているんだなぁということなんです。だから「プロ」なんだ!と驚愕した思いが懐かしいなぁ~。(当時まだ日本にはプロのラガーマンはいません。アマチュアリズムにどっぷり浸かっていましたから)

・書籍たちの魂の悪戯 と 本の大事さと価格
はい、読み直しながらこれを書いています(笑)魂の悪戯という表現もおもしろいですね。よく読書して思うのは「この本一冊書くのにいくつの文献を読解したのか?根拠となる文にするために何冊の関連本を読みこんだのか?何人とあって話を聞いて整理したのか?」と想像することがあります。でもって1冊が2000円以下だったりすると安い!安すぎる!と思うことがよくあります。この本も冊/10000円位にしちゃえばいいのに(笑)っていうくらい読む価値がある本だと思いますよ。

・本当の意味での教養(ここだけはまんま抜粋させていただきました)
とは、多くの人々の努力で支えられ維持されている世界に対する愛と責任を感じることだ。教養とは、他者の生に対する想像力を持つことだ。他者に対して自分ができることは惜しまず実行し、自分にできないことや、してはいけないことは抑制することだ、、、、、

・自己実現とか生きがいとかどうでもよい
またまたでました藤森節!現在の日本では「へぇ何時代錯誤なこと言ってんの?」とか言われそうですが、私は大好きな言葉です。ちなみに以前から私が嫌いな言葉は「ワークライフバランス」。とりあえずうるせーよ!といつも思います。そんな西欧押し付けんなゃ!過労死しようがガッツリ稼ごうが個人の自由だろ!仕事だって熱中したり面白がってやってる奴は何時間でも仕事するし、つまんねぇ~と思っている奴はいくらでも手を抜くっつーの。
でもって古来から日本が永続的に戦後の繁栄までを築けたのは、くそ長い労働時間と手先の器用さと忍耐じゃ!とか書き出すときりがなくなりますが(笑)ええ、もちろん世界と勝負する際、今までと同じ方法で日本が対等に勝負できるなんてちっとも思っていません。

こんな文章も引用しておこう
(note:Taejunさんの記事:プロになれる人となれない人)
これって、世の中の全ての仕事に言えることだなと今になって思う。色んなものをかなぐり捨てて真剣に打ち込んでいる人だけがたどり着ける境地というのはある。努力がその境地にたどり着く保証にはならないのだけど、それでも努力しないでそこに行ける人はほとんどいない。自分はこれ以上ないくらいに、今やるべきことに全てをぶっこんでいるだろうか。


・最後にマスターキートン
実は藤森さんの教授時代最後の講義にしれっと出席しようと考えていたんですね。なんでか?
実は藤森先生の講義はこんなイメージかな?と湧いていたのがマスターキートンのこの画だったのです。(画中の教授が話している内容は関係ないです)結局仕事の都合で実現しなかったのですが。なぜこの漫画マスターキートンと藤森さんのこの本がつながったかは読んでからのお楽しみです。

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以上です。
たぶん人生の節目に取り出し、その都度読むことになるだろうと思う一冊でした。

本の宣伝はここの最下段でしといたから今回はいいか(笑)


さて、あと何冊この本を買う事になるのでしょう?
とりあえず嫁に「いいから読め!」と自分用以外に1冊渡し、娘が15才くらいになったら「護身用の本だから必ず読め」と誕生日に1冊渡すように買っておいて。
あ~そうそう、社内の推薦図書として推薦したのでそれで一冊(経費!)。
友人が読みたい!と言っていたから「返さなくていいよ」と1冊。
さてさて、あと誰に渡せるかなぁ(笑笑)。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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