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糖尿病は他人事じゃない!

こんにちは!ノルン鍼灸院・管理栄養士,登録販売者のななむらです!


みなさん、「糖尿病」を知っていますか?

名前は聞いたことあっても、どのような病気なのか、

糖尿病になる原因や、具体的な症状などは知らない人も多いと思います。


ですが、糖尿病は生活習慣病の一つでもあり、誰でもなる可能性がある身近な病気なんです!

今回は、そんな糖尿病について紹介していきたいと思います。


「糖尿病」と聞いて、単純に甘いものの食べ過ぎでなる、というイメージをもっていませんか?

自分は甘いものはそんなに食べないから大丈夫かな…。

と糖尿病に対してあまり危機感を持っていない人もいるのではないでしょうか。


実際に私も糖尿病について学ぶ前は、

「糖=甘いもの」のイメージだったので自分には関係なさそう…。

と思っていました。

確かに、甘いものを食べ過ぎたりすることで血糖値は高くなります。


しかし、糖尿病は、

「食事をすることで上がった血糖値が下がりきらず、高い状態が続いてしまう。」

という病気です。

つまり、血糖値を繰り返しあげすぎることが問題であり、その原因が甘い食べ物だけとは限りません。


▼糖尿病の仕組み▼

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度を表したものです。

食事から取り入れた糖質は、消化吸収されてブドウ糖となり血管に取り込まれます。

そして、インスリンというホルモンの働きで全身の細胞に運ばれて行き、エネルギーとして利用されることで血糖値は下がります。

しかし、食事に含まれる糖質の量が多すぎると血糖値は急激に高くなってしまうんです。

このときに、インスリンがしっかり働いてくれれば血糖値は下がりますが、働きが弱いと
血糖値を下げることができなくなります。

このインスリンの働きが十分ではなく血糖値を下げることのできない状態が糖尿病です。


▼糖尿病が引き起こす合併症▼

血糖値を急激にあげる食事を繰り返すことは血管に負担がかかり、糖尿病になりやすいと言われています。

血糖値が下がらず高い状態が続いてしまうとさらに血管が弱り、

「糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害」

などの合併症を引き起こす可能性があります。


▼血糖値を上げない食事のポイント▼

① 糖質の多い食事やお菓子に注意する!

血糖値を急激に上げてしまう食べ物の順番は、

砂糖やブドウ糖・はちみつ、その次にご飯・パン・麺類・イモ類です。

また、味付け(調味料)によっても食後の血糖値は変化します。

例えば、肉や魚に糖質はほとんど含まれていませんが、砂糖やみりん・ケチャップなど、

甘みのある調味料で味付けして食べると、刺身や塩焼きに比べて血糖値を上げてしまいます。

また、アイスクリームやクッキー・スナック菓子などお菓子には糖質が多く含まれているため食べ過ぎに注意しましょう。

あられやおかき、せんべいなども実は糖質が高いです。

甘くないから大丈夫と思っていると危険ですね。


② 食べ方を工夫して血糖値を急激に上げないようにする!

食事の時の食べる順番は、

野菜がメインの副菜やスープ→肉や魚、大豆製品などの主菜→ご飯やパンなどの主食

がおすすめです。

また、食事をゆっくり食べることで血糖値を急激に上げることを防ぎます。


「食後の高血糖に注意しましょう」
https://note.com/norun_hari_kyu/n/n291a47f9ae5e?magazine_key=m9126f011533d

の投稿でも、高血糖について紹介していますので併せて読んでいただけたらと思います。


コロナ禍で外出が減っている上に、これからどんどんと暑くなり、体を動かす機会が少なくなりがちです。

そんなときは、食事のとり方や食後の行動を変えて、血糖値を上げないよう意識しましょう。

糖尿病は他人事ではありません。

誰でもなってしまう可能性がありますので、この記事を読んで生活を正すことの大切さを改めて実感していただけたらと思います。


参考文献:
三訂臨床栄養管理.第2章肥満と代謝疾患.3.糖尿病.P76-80.ISBN978-4-7679.0473.3


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