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食後の高血糖に注意しましょう!

こんにちは!ノルン鍼灸院・管理栄養士,登録販売者のななむらです!


今回は食後の高血糖についてお話ししたいと思います。

私たちが食べているお米や果物といった食物の中には、ブドウ糖が含まれています。

ブドウ糖は身体の中で血液中に吸収されて全身の細胞に運ばれるため、食後は一時的に血糖値が高くなるのです。

これは身体の仕組みであるため、だれでも食後は血糖値が上がります。

しかし、血液中に吸収されたブドウ糖を処理しきることができないと、食後の血糖値は急激に上がってしまいます。

これが「血糖値スパイク」というものです。


ブドウ糖を処理しきれない原因としては、

・膵臓から出るインスリンの量が少なかったり、インスリンの働きが弱い

・肝臓や筋肉といった組織に取り込まれるはずだったブドウ糖が、取り込まれずに血液の中に残ってしまう

などが考えられます。


食後に血糖値が急上昇する「血糖値スパイク」。

これにより動脈硬化が進み、血管がいたみやすくなり、炎症や酸化ストレスを起こりやすくなります。

されにそれらが原因になり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。

また、最近の研究では認知症の進行にも関連があることが分かってきたそうです。


血糖値スパイクを抑えるには以下のことに注意しましょう!

▼食事の順番に注意しましょう!▼

糖質を含む食物をたくさん食べると血糖値が高くなるため、食べすぎには注意をしましょう。

食事の時の食べる順番は、野菜がメインの副菜やスープ→肉や魚、大豆製品などの主菜→ご飯やパンなどの主食がおすすめです。

野菜には食物繊維が多く含まれているので、糖の吸収をゆっくりにしてくれます。

「野菜を先に食べる=食物繊維を先に摂り入れる」ということですね。

肉や魚、大豆製品などは野菜ほどではありませんが、炭水化物よりは血糖が上がりにくいです。

また、消化吸収されるまでの時間は炭水化物より長いので、野菜の次に食べることで糖質の吸収を穏やかにします。

最後に、ご飯やパンなどの糖質を多く含むものを食べることで、食後の血糖値の上昇が緩やかになるのです。


▼適度な運動をしましょう!▼

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食事のあとに動かずごろごろしていると、なかなか血糖値が下がらず血糖値の高い状態が続いてしまいます。

最近、食後すぐに散歩などのちょっとした運動をすると、血糖値が下がりやすいことが分かってきました。

外食した際は、いつもより帰り道を長く歩いてみるのもよいですね。

家で食事をした際は、食後に洗い物や掃除などの日常的な家事でもよいので、少しでも動くよう意識しましょう。

このように、意識的に食後すぐの適度な運動を取り入れることがおすすめです。


食後の高血糖は肥満だけではなく、動脈硬化や心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性もあます。

重大な病気を引き起こさないためにも、食事や運動に気を使って生活していきましょう!


ダイエットプログラムのご相談や管理栄養士による食事指導などは

ノルン鍼灸院までご相談ください!

芸能人や日本代表のアスリートを鍼灸・栄養指導の両方からサポートし続けています。

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