「天心vs武尊」〜率直な感想〜
悔しい。
本当に悔しい。
THE MATCH 2022
武尊vs天心
K-1のカリスマが、
僕にとってのスーパーヒーローが、
負けてしまった。
正直、言葉が見つからない。
本当は、試合が行われたことに対しての、“感謝”を綴る予定だった。だけど、今はそれ以上に悔しくて、悔しくて、悔しくて。
悔しいって言葉しか出てこないから、それについてはまた後日、綴りたいと思う。
自分が試合をして負けた時に、
真っ先に“感動した”と思わないのと同じ。
自分が負けたかのように悔しい。
それくらい、僕は武尊に感情移入していた。
こんなに悔しいって思えたのはいつぶりだろうか。
それにしても、格闘技は残酷である。
1戦1戦が人生を左右する戦い。
1戦1戦が敗者を決める残酷な戦い。
そして、すべてのリスクを背負って1人で闘う。
もちろん、セコンドや指導者はいるけれど、
実際にリングに上がるのは本人だけである。
僕は武尊が勝って、試合後のリングで“格闘技最高!!”と叫ぶ姿がみたかった。
だけど、武尊は大号泣しながらリングを去っていった。
そして、“格闘技最高!!”と叫んでいたのは対戦相手の天心だった。
悔しい。
僕がこれほどまでに武尊を応援する理由。
それは、僕が格闘技を観るきっかけを与えてくれたのが、武尊だからである。
あまり、知人には話したことはないけれど、僕は高校時代にトラウマになるくらいのドン底を経験をしたことがある。
悔しさを通り越して、僕の心は完全に折れてしまった。
そんな状態のときに、「はよ俺ん家こいや。」と何度も言ってくれる岡山時代の仲間がいた。
当時の僕は札幌で寮生活をしていたが、ちょうど、授業のフィールド調査が岡山であったこともあり調査地からは少し距離があったが、その仲間の家に2日間泊まらせてもらうことにした。
仲間というのは、中学時代に所属していたラグビースクールのチームメイトで、家族包みの仲だった。
僕が最寄りの駅に着くと、仲間が迎えにきてくれた。そして、家に行くと、家族が大歓迎してくれた。
親戚なのか近所の人なのか分からないが、どんどん人が集まり、一緒にガレージで焼肉を食べたのを覚えている。
本当にお祭り騒ぎだった。
僕のために尽くしてくれた。今思い出しても、泣きそうになるくらい、本当に本当に嬉しかった。
焼き肉を食べ終わって、そこで観たのが、武尊の試合である。
当時は、vs皇治戦の前でK-1が盛り上がっていた頃。
武尊は鳥取県出身。その家は鳥取との県境に位置していた。
だからなのか。格闘技ファンの友人とその家族はテレビにYouTubeを接続して、武尊の試合動画を観ながら大いに盛り上がっていた。
僕も一緒に武尊の過去の試合や煽りVTRを観た。その時、初めて武尊の強さを目の当たりにした。
前に出る気持ちの強さ。
圧倒的なフィジカル。
そして圧倒的な決定力。
それらは観ていてとても爽快だった。
ものすごいパワーをもらった。
そして、俺もやったろうって。
札幌に帰って、必ずやり返す。
そして、生まれ変わる。
強くなってやるって。
本気でそう思った。
悔しくて、辛いとき。
勇気を与えてくれたヒーロー
支えてくれたヒーロー
それが、武尊であり、K-1である。
だから、本当に今回の負けは悔しかった。
今は悔しいって言葉しか出てこないから
後日、感謝の気持ちを綴りたいと思う。
押忍。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!これからも毎日更新して参りますのでよろしくお願いします。スキできびだんご、フォローで鬼ヶ島行きのチケットを配布してます!是非、よろしくお願いします!
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