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「ゴジラKOM」 インタビュー2選

ドハティ(44歳)インタビュー。完全に狂人のレベルで感動する。

『思えば5歳のとき、「ショーグン・ウォリアーズ」(マテル社から発売された玩具)のゴジラを買ってもらった。それが初めてゲットしたゴジラの玩具だった。拳がミサイルのように飛んでいくんだ。夜、襲ってくるモンスターから僕を守ってくれるよう、ベッドサイドにずっと置いていたよ。まあ、いまだに置いているんだけどね(笑)。』

ドハティ(44)、いまだに・・・

『ゴジラは僕が童心にかえるために大切な存在なんだ。子どものころ、カトリック系の学校に通っていたんだけど、聖書にゴジラの絵を描いてよく怒られていた(笑)。

――神に対する背徳なのでは(笑)?

そんなことないよ! むしろいいことだよ。何にだって、どんな映画にだって、ゴジラを加えればより良くなると僕は思っている。想像してごらんよ、「スター・ウォーズ」にゴジラを足したら、やばいだろ? 「七人の侍」だってさらに良くなる。54年版の「ゴジラ」にゴジラを足したら、ゴジラがダブルで登場してさらにやばい。』

ドハティ(44)、ゴジラにゴジラを足したら、ゴジラがダブルwwwww

いやあ、つくづく、映画ってのは頭おかしいヤツに作らせるに限りますね。

ラストにお決まりの、「あなたにとって○○とは?」というクソみたいな質問してるんですけど、ドハティ容疑者(44)は余裕でしたね。

あなたにとってゴジラとは?

God

[2019.06.02 facebookから]

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ケンワタナベの行為になぜ涙が流れるのか。
自分の中でもだんだん、感情の正体が言語化されつつある。

65年、というの時の流れを感じるんやろな。

65年前……ゴジラはオキシジェン・デストロイヤーによって海に消えた。

ドハティはそれを「人間が神を殺した悪行」と捉えている。
これは比喩ではなく、大真面目に。

その人間の罪を65年の年月を経て、償わせる、というね。
いやはや。
それを呪いと言おうか、怨念と言おうか。

(以下インタビュー抜粋)

一人はゴジラを殺すため、もう一人はゴジラを蘇らせるために単独で海中へ潜るのである。この対比は、ドハティ監督いわく「もちろん非常に意図的なもの」だという。

「本作の、新たな芹沢博士は、かつての芹沢の失敗を正すために行動しているのだと考えたかった。今回の芹沢博士も、オリジナルの芹沢博士と同じような道のりを歩んでいます。しかし1954年版の芹沢はゴジラを殺した。我々自身の神を殺したわけです。本作の芹沢は前回とは違って、自分の神を救おうとしています。

ですから今回は、芹沢という人物を、初めてゴジラの身体に触れる人間として描きました。これは大きな意味のあることで、芹沢は愛情をもってゴジラに触れることになる。ゴジラにほとんど謝罪をするような行為でもあるわけです。」

ドハティ監督の思いの強さは、登場する新兵器に、わざわざ「オキシジェン・デストロイヤー」の名前を与えたことでも明らかだろう。オキシジェン・デストロイヤーによってゴジラが生命活動を停止するという、オリジナル版『ゴジラ』の再現を経ておくことが、芹沢博士の最後の行為を描くうえでは絶対に必要だったのだ。

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[2019.06.07 facebookから]

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