ライフヘルスデザインしてみてほしい

女性は一生のなかで女性ホルモンが大きく変化し、自分の身体や心が大きく変化します。そしてその中には妊娠・出産ができる年齢の限りがあります。さらに、女性はマルチタスクといわれており、仕事、家庭、子育て、など人生においていろいろな役割の担い手となりがちです。前項の高齢出産が三重苦、四重苦となるシミュレーションがまさにそれです。女性ホルモンの波と様々なライフイベントの波が重なることがあり、それを見通して人生をデザインしていってほしい、そう願っています。

ライフヘルスデザインシートのベースをつくる

ご自身のライフデザインシートを書いてみましょう。こちからダウンロードできますので、パソコンでダウンロードして使ってみてください。まずベースをつくるために必要な情報は以下になります。以下の情報を集めて入力していきましょう。
 あなたの年齢
 パートナーとの年齢差（決まっていない方は希望で構いません）
 お子さんとの年齢差（出産前の方は希望で構いません）
 あなたの親との年齢差
 パートナーの親との年齢差（決まっていない方は希望で構いません）
 他一緒に住んだり深くかかわる可能性のある方との年齢差

更年期、介護、子育てで大変な時期に色付けする

次に、ご自身が大変になる可能性の高い時期を色付け、または枠で囲っていきましょう。
 更年期は平均的に45歳～55歳
 介護は、男性72歳～、女性75歳～
 平均寿命は　男性80歳、女性87歳としています。
 子育てがいつまで大変かは人によりますが、小学校中学年（10歳ごろ）までとしています。

子育て、介護（親、または夫）、更年期、自分の健康寿命後それぞれを１ファクターとして色付けをしてみました。1ファクター：薄い赤、２ファクター：中くらいの赤、3ファクター以上：濃い赤
私の例を以下に示しています。どうでしょう？更年期前から子育てと介護のダブルパンチが始まり、更年期に突入、更年期の前半が濃い赤になりました。

自分のキャリアのゴールとマイルストーンを設定する

ご自身のキャリアのゴール、人生で成し遂げたいこととその時期を記載してくださいね。なかなか難しいという方は、60歳か70歳のご自身がどうなっていたいかをまず書いてみてください。その前にピークがある場合はそのピークの内容とタイミング。そして、そこに向かってマイルストーンをいくつか設定していきます。このマイルストーンのタイミングは色を付けたところを避けてもいいですし、避けられなければ両立する方法を考えることになります。

本内容は、こちらの書籍の中でも紹介しています。

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