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本は読まない (2/22)
これはずっとわたしの持論として訴え続けているのですが、本は読む物じゃないです。
さて、部屋を掃除して自分が捨てられたのり子です、
文字ラジオです。
みなさんも断捨離をする際は、「この部屋に必要ないのは私だ!」なんて思わないよう気をつけてください。
あなたはあなたの部屋の主人で、あなたの人生の主人公ですから。
ってね。
そんなのり子のの部屋ですが、本がまあまああります。
部屋へ人を入れたとき、大体の場合驚かれるのです。
そして、そのまあまあたくさんある本を見て、人がまず口にするのが、
「これ全部読んだん?」
です。
のり子の部屋に東京の人が来ても、
「これ全部読んだの?」
と聞くでしょう。
その言葉を聞くたびにため息が出ます。
「ああ、こいつは教養ないな」と。
でも、一応笑顔を見せて対応します。
「いえいえ、読んだ本は全部捨ててますから。これらは今読んでる本です」と嘘ついたり、
「買うばっかで、読んでないですねー、結局」と相手のプライドを損ねないように気を遣ったり、
「教養ないですね」と優しく言ってみたり。
教養っていうか本に慣れ親しんでないのでしょう。
のり子が高校時代に発した名言の一つに「本を読んでるやつは馬鹿だ。読んでないやつはもっと馬鹿だ」というのがありましたが、この頃からのり子は性格いいですね。
だから部屋から捨てられるのです。
普段温厚なのり子であることは、他の文章を読んでいただければ重々理解されることだとは思いますが、本のことになるとこうやって攻撃的になってしまうのが、本の恐ろしいところ。
本だけに、本題に入りますが、
なぜ、「これ全部読んだの?」という質問がよくないか。
積読どうこうの話じゃありません。
本なんて、もともと読む物とは思ってませんから。
みんな思い込みに騙されているんです。
本=読むもの
みたいな。別に誰も本を指差して「読め」なんて言ってないでしょ。頭の悪い親くらいですよ、本を読むのを強要するの。
本は別に置いててもいいし、枕にしてもいい。好きな使い方をしてもいい。ちぎって部屋に貼ってもいいし、部屋の雰囲気を出すためのインテリアにしてもいい。煮るなり焼くなり自由なんです。
「読んだ」か「読んでないか」なんてどうでもいい話です。
のり子だって、元から読もうと思って本を買っていません。
「いい本だ!」とか「部屋に置いておきたい!」「コレクション!」「好き!」とかで買ってます。
もちろん、たまにうっかり読んじゃう時もあります。
むしろこっちの方が問題です。
「ああ、面白くなかった……」ってなっちゃう時があるのだから。
読まなければ永遠に面白い最高の本でいられたのに。
古本屋で見つけるたびに大江健三郎を買って、10冊くらい揃った時の満足感。
部屋にトマス・ピンチョンがいるという住み心地。
やたら難しそうな哲学書が机でずっとこっちを睨んでくる時間。
そういうのが好きなわけで、別に内容はそれほど重要じゃない時だってあるのです。
そう、本を「なぜ好きか」ではなく、「本自体がもう好き」なのです。
そういう理由でまた、のり子は電子書籍に一ミリも興味を持てません。
あれは本をただの情報だと見てます。
それは本じゃなく、ましてや書籍なんてあり得なく、ただの情報。
本の楽しみってのは読まないところにあるだろう!と。
読んだら内容になっちゃうだろ!と。
そういうことが言いたいわけです。
余談ですが、世の中には電子書籍で自己啓発本を買う人がいるらしいですね。そうやって本を情報としてしか見てないのに、情報のないものを買ってどうするつもりだ! テロリズムだ! 米騒動だ!(?)
はてさてラジオなので、曲をかけましょう。
音楽には思い入れも思い出も強くないのでネットで聴けます。CDアルバムは……10枚くらいしか持ってない。
へへ、卑怯でしょ。
本贔屓なのでね。
ヒップホップが日本でも人気になってきて久しいですけど、日本中のヘッズ(ヒップホップ聞く人のこと)は一体どんな曲を聞いてるのでしょうか。気になるところであります。
僕は最近あまり聞いていなかったのですが、この曲こそ「俺の思うThe Hip–Hopだ」です。
そんなことはさておき、まだ昼からですかね?
あまりに文章が続かなくて驚いています。
ぶっちゃけますと、文字ラジオ もとい note を始めた時、毎日のように文章を書くことなんて大変そう。と思っていましたが、案外できてしまったもので、興味が薄れてきているんですよね。
最近、note自体、「できるからもうやらなくていいや」って思って、そろそろやめようかなって考えてました。
考えてましたが、この調子じゃもうちょっと続けないといけないかも知れません。
自分が案外できないぞと思うと、楽しくなってきました。
あと何日連続で書くことができるのでしょうか。
枯れてから本番です。書くことがなくなって、発想が枯渇してからが楽しみです。
なので、まだ続けましょう。
そろそろ部屋と仲直りをします。
掃除も途中でやめてきたので。
じゃあね。
読書と執筆のカテにさせていただきます。 さすれば、noteで一番面白い記事を書きましょう。